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2019年6月5日(水)

プログラミング教育は幼稚園から!?

「読み・書き・プログラミング」の時代に?

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2020年4月から、小学校でプログラミング教育が必修化されるのを控え、なんと、幼稚園でこの教育を始めたところが出てきています。

コンピューターに命令して魚を動かそう!

神奈川県葉山町にある明照幼稚園。中をのぞいてみると、園児たちの机にパソコンがずらり。男性が「きょうは皆さんとお勉強をしに来ました。何の勉強をするんだっけ?」と問いかけると、子どもたちが「プログラミング~」と元気に答えました。

参加しているのは、およそ90人いる年長の園児たち。この幼稚園では、小学校での必修化にスムーズに対応できるよう、5月からプログラミングの授業を始めました。

教えるのは、東京都内のIT企業から来た講師です。授業では、プログラミングの概念を学ぶ子ども向けのソフトを使います。講師は「プログラミングというのは、コンピューターとかロボットとか機械に、命令をする言葉のことだね」と説明を始めました。

この授業では、コンピューターに命令する言葉を「メガネ」を使って伝えます。この日、子どもたちが取り組んだのは、画面上の魚のイラストを好きな方向に動かすプログラミング。魚に命令を出すために、メガネのアイコンを使うのです。

どんなふうに命令を出すのか、画面をのぞいてみましょう。まず、メガネの左側のレンズに動かしたい対象物を置きます。そして右側のレンズには、この対象物を、動かしたい方向にずらして置きます。これが命令になるのです。例えば、右側の魚を左側の魚よりも斜め上に置くと、魚はプログラムしたとおりに斜め上に向かって進みます。

「動いた!」と歓声を上げる子ども、「まだ動かな~い」とつぶやく子ども。授業が終わった後、園児の一人は「楽しかった」、別の園児は「いろんな動きをした。またやりたい」と話しました。明照幼稚園の杉田雅美園長は「保護者の人たちも喜んでいる。本当に必要な授業になってくると実感している」と話しました。

親からの関心「ピークに達している」

幼稚園に講師を派遣した、東京のIT企業「ナンバーワンソリューションズ」。システムエンジニアの人材育成などを手がけていて、2018年から幼稚園と保育園向けのプログラミング教育に参入しました。今では全国8か所でサービスを行っています。

ナンバーワンソリューションズ教育事業部長の橋本雄さんによると、「親御様からの関心も、本当に今ピークに達している」といい、「来年には(幼稚園・保育園で)100園を超えるペースで導入いただく形になっている」と話しました。

ねらいは論理的思考の習得にあり

子どもたちって、上手にスマホやタブレットを操作するじゃないですか。むしろ私たちよりも吸収が早そうだし、私たちも幼稚園のみんながやっているようなソフトから勉強したほうがいいかもしれませんね。

私なんか特にそうですよ(笑)。さて、このプログラミング教育は、プログラマーやシステムエンジニアを育てる目的で行われているわけではありません。論理的な思考を身につけてもらう目的だそうです。

プログラミング教育に詳しい、中央大学国際情報学部の岡嶋裕史教授によると、「順序立てて考える」、そして「結論を導き出す」、さらにその結論をもとに「計画的に実行する」。こうした論理的な考え方を学べるということです。つまり、日常生活で困ったときや、悩みを抱えたときに、問題解決に役立つことが考えられます。今回は幼稚園での話題でしたが、今後、大人も含めて、広く関心が高まる分野だと言えそうです。

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