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2019年2月22日(金)

相次ぐ値上げ どうなる家計?

消費者はどうすればいいの?

ことしに入り、値上げのニュースが続いています。何が起きているのか、そしてどうしたらいいのかを考えてみましょう。

飲み物・新聞・散髪代・・・続々値上げ

大手コーヒーチェーンのスターバックス。主力商品の大半について2月15日から値上げしました。ドリップコーヒー(ショートサイズ)は14日まで280円でしたが、現在購入すると290円(税抜き)。味わって飲まないといけないですね。

スターバックスが主力商品の大半を値上げするのは8年ぶり。値上げの理由として、契約しているコーヒー豆が値上がり傾向にあることに加えて、物流費の上昇などが影響しているということです。また、コカ・コーラは、1.5リットルの「コカ・コーラ」など30品目余りを4月1日の出荷分から値上げします。

値上げは飲み物ばかりではありません。読売新聞は1月から値上げに踏み切りました。朝刊と夕刊セットでの1か月の購読料は、363円上がって4400円(税込み)に。定期的に行う散髪の料金もずしりと響きます。安さが売りだったQBハウスは2月から、通常価格を1080円から1200円(税込み)に引き上げました。

毎月のように値上げ「生活に響く」

相次ぐ値上げを街の人はどう感じているのでしょうか。ある女性は「(生活に)響きます。毎日のことだから。一つじゃないじゃない」と渋い表情。別の女性は「買うのをちょっと控えようと思うかもしれない」といいます。さらに別の女性は「しょうがないかな、っていうのもあるし、節約する時はする」と話しました。

ほかにも、値上げされる品目のうち代表的なものをまとめてみました。乳製品の一部は4月1日から、飲み物の一部は5月1日から、カップ麺の一部は6月1日から。電気料金は3月から東京電力、関西電力など5社が値上げに踏み切ります。毎月値上げが続き、牛乳やヨーグルトなど毎日のように飲んだり食べたりするものもあります。さらに10月には、消費税率引き上げが控えています。家計にはなかなか厳しいですよね。

目立つ「コストプッシュ型」

ここで、企業が値上げをする場合2つのパターンがあることを知っておきましょう。「ディマンドプル型」と「コストプッシュ型」です。ディマンドプル型は「ディマンド=需要」と「プル=引っ張る」という意味で、需要に引っ張られてモノの価格が上がることを言います。景気が良く需要があるから値上げするとか、人気のテーマパークが値上げするといったケースがこれにあたり、経済的には健全な値上げです。

一方、コストプッシュ型はコストが押し上げる値上げです。人手不足が原因の値上げはこれにあたり、働く側にとっては賃上げとなるので、まわりまわって経済的にはプラスに作用する可能性があります。しかし、原材料の上昇による値上げはあまりプラス面がなく、“困った値上げ”と言えます。ジュースや乳製品、カップめんの値上げなど、このタイプの値上げが多いのが気になるところです。

価格に敏感に ポイント還元活用も

では、消費者ができる対応策はあるのでしょうか。節約はもちろんですが、一つあるとすると、価格に敏感になることです。値段を据え置いたまま内容量を減らしている商品も結構あります。これを「シュリンクフレーション」といい、「収縮」を意味するシュリンクと、インフレーションを組み合わせた言葉です。消費者は気づきにくいので、敏感になったほうがいいですね。

もう一つの対策は、カードなどのポイント還元を有効活用することです。例えば、乱立するQRコード決済など、競争の激しい分野が狙い目かもしれません。経済の血の巡りが良くなって賃金が上がっていくことで、値上げに対応することが理想ですが、今の日本経済にはまだまだゆがみがあるように思います。

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