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2018年11月21日(水)

データで発見!意外な紅葉スポット

2017年に外国人観光客の増加率(前年比)が最も高かった場所は?その理由は?

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紅葉の季節を迎えていますが、日本を訪れる外国人観光客にも紅葉は人気です。では、どんなところを訪れているのか。外国人向けの観光案内アプリを使った人を追跡したデータ(2017年)から、人気の紅葉スポットを探ってみましょう。1位は京都市の「清水寺」。上野公園や京都・嵐山など有名な場所が並んでいますね。

続いて、このデータを前年比で観光客の増加率が高い順に並べ替えてみると、おもしろい結果が出ました。1位は広島県尾道市の「耕三寺博物館」で、前年比4.6倍。高瀬さんは広島に勤務していたことがあるので、このスポットを知っているそうですが、全国的に知名度が高いイメージではありません。なぜ尾道市の耕三寺が人気なのか?探ってみました。

尾道・耕三寺に続々と外国人観光客が

【報告:ネットワーク報道部 金子紗香ディレクター】
古い町並みが残り、「坂の町」として知られる広島県尾道市。耕三寺は、瀬戸内海に浮かぶ尾道市の島にあります。

境内は、紅葉を楽しもうと多くの観光客でにぎわっています。目につくのが外国人の姿です。市の中心部からはおよそ30キロ離れていますが、ここ数年、欧米やアジアなどから多くの人が訪れています。

フィンランド人の観光客は「とてもよかった。期待どおりでした」と笑顔。オーストラリア人の観光客は「美しい。ファンタスティック」と紅葉を楽しんでいました。耕三寺博物館の吉田守さんによると、「以前は外国のお客様はいない日もあったが、最近は毎日来ている」といいます。

しまなみ海道は“絶景サイクリングコース” 自治体がPR

外国人観光客はなぜ増えたのか?その裏には、地元の自治体が進めた取り組みがありました。尾道市と愛媛県今治市は「しまなみ海道」という道路で結ばれています。尾道市は、県や周辺の自治体と協力して、この「海道」を“絶景が楽しめるサイクリングコース”としてPRしていくことにしたのです。

5か国語で動画公開 米テレビ局も取材

自治体などが中心になり、市内5か所におよそ900台のレンタサイクルを整備。車道の端に「ブルーライン」をひき、島の観光スポットを巡るおすすめのルートを設定しました。

ネットを使った情報発信にも力を入れました。中国語やフランス語など5か国語に対応したPR動画をユーチューブに公開。さらに、台湾から著名なブロガーを招き、地元の人しか知らないような尾道のスポットも発信してもらいました。

また、アメリカのテレビ局CNNが現地を取材。世界で最もすばらしいサイクリングロード7つに選定され、知名度が広がったのです。サイクリングを楽しんだカナダ人の女性は「インターネットで検索したら(尾道は)あちこちのサイトに出ていた」と話しました。

こうした取り組みにより、レンタサイクルを利用した外国人は、この4年で3倍近くに増加。耕三寺をはじめ、島の隅々にまで足を運ぶ人も増えていったといいます。尾道市産業部観光課の植田邦裕さんは「サイクリングの町としてPRしてきたことが、ブランド力を高めた最大の要因だと思う。尾道の観光資源・魅力を盛り込んでいきたい」と話しています。

しまなみ海道や耕三寺がこんなに世界に注目されるとは、うれしい驚きです。サイクリングと、紅葉・絶景がセットで楽しめるのがいいですね!

SNSなどを使った丁寧な情報発信ときめ細かな環境整備が、外国人旅行者の誘致につながるという、いい例ですね。

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