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2018年7月11日(水)

今どきの社員は外で学ぶ!

社員を社内で育てる“常識”が変わりつつある?

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まずクイズです。「世界競争力ランキング」、日本は何位だと思いますか?高瀬さんは、最近は結構苦戦しているのでは、と8位と回答。確かに1980~90年代にかけて日本の競争力はトップクラスを誇っていました。しかし、2018年はなんと、「25位」となっています(スイスのビジネススクールのデータ)。

かつて、日本企業の強みは団結力であり、自前主義による高い品質の製品やサービスでした。しかし、イノベーションが求められる時代になり、かつての強みが壁に突き当たってしまいました。人材育成の場も、これまでの常識だった「社内」から「社外」へと様変わりしているようです。

仕事帰りに“体験入社” 異業種社員集う

【報告:経済部 甲木智和記者】
夜7時半。AIを使ったサービスを開発する企業に、会社員たちが集まってきました。社員研修のように見えますが、電機メーカーやIT大手などさまざまな企業に勤める人たちが、仕事を終えて当日限りの“体験入社”にやってきたのです。

ふだん、やったことがない仕事を経験してもらい、自分の仕事に生かせるヒントを探してもらおうというこの仕組み。リクルート子会社「リクルートキャリア」が2月から、本格的に始めました。

リクルートキャリアの椛田紘一郎さんは「自分のキャリアを広げていきたい、選択肢・可能性を増やしていきたいというニーズは確実にある。社会人インターンシップの形は増えていくのではないか」と見ています。

“レンタル移籍”でベンチャーマインド還元をねらう

一方、ほかの会社で一定期間、実際に働いてもらう取り組みも始まっています。いわば“社員のレンタル移籍”です。
梶原浩紀さん(31)は、宇宙科学ビジネスを展開するベンチャー企業で働いています。人工衛星で流れ星をつくり出し、それをイベントなどに使えないか。梶原さんはその広報担当を務めています。

実は、梶原さんはNTT西日本の社員です。かつて、西日本の通信網を網羅していた巨大企業、NTT西日本。今、スマホの普及やテクノロジーの進化で、急激なビジネス環境の変化に直面しています。

しかし、社員のほとんどは生え抜き。人事制度は年功序列で、年次順に昇進していきます。前例を重視しがちで、斬新なアイデアはなかなか生まれません。

そこで、取り組んだのが“社員のレンタル移籍”。NTT西日本企画部門の山下諭担当課長は「経営者の間近でベンチャーマインドや働き方・価値観をつかんで、それを組織に戻ってきて展開していただきたい」とねらいを語ります。

梶原さんは、NTT時代は社内調整に多くのエネルギーを割いていたそうです。ベンチャー企業では、上司からの指示がほとんどないことに最初は戸惑ったといいます。しかし次第に、自分で考え行動することにやりがいを感じるようになりました。

梶原さんは「今まで誰もやったことがない、ゼロを1にする体験をして、その力を身に着けて、1年後自分の会社に帰っていきたい」と話しています。

知らず知らずのうちに、社風が自分の身にしみついていることはありますよね。梶原さんは、どちらかと言えばかたいイメージのNTTから、「人工流れ星」の会社にレンタル移籍とは。かなりカルチャーショックがありそう。

そうですね。新しいものを生み出そうとすると、異なる価値観を持つ人との摩擦のようなものが大事になってきます。企業もその対応を迫られているということでしょう。

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