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2018年6月11日(月)

“泊まるだけ”じゃないホテル

プラスアルファのサービスで、あなたも泊まりたくなる?

日本を訪れる外国人旅行者は増える一方です。ホテル不足だと言われていますが、東京を例に、宿泊施設の構図がどうなっているかを見てみましょう。今、建設が相次いでいる高級ホテルや旅館、そして15日に新法が施行される「民泊」もあります。ただ、宿泊者数がいちばん多いのはビジネスホテルで、都内だけで56.5%を占めています。この分野に、「ただ泊まるだけじゃない」、プラスアルファを提供する宿泊施設が参入しています。

「流しそうめん」でつながる外国人客 人気の無料イベント

IT企業が2月、東京・秋葉原にオープンさせた宿泊施設「&アンドホステル秋葉原」。料金は1泊9000円から(ダブルルーム、税抜き)。宿泊者のほとんどが外国人で、満室になることも珍しくありません。

人気の秘密は、宿泊者向けの無料イベントです。ある日行われたのは「流しそうめん」。外国人客たちが、流れてくるそうめんを、はしでつかむ体験に挑戦し、「楽しいよ」、「いい体験」と大好評。ある宿泊客は「ほかの宿泊者とも出会えるからいいイベント」と話していました。

日本の文化に触れるだけでなく、宿泊者どうしも仲良くなれる。こうした体験が口コミで広がれば集客につながると考えています。&アンドホステル秋葉原の小林理沙支配人は、「人との出会いが旅の中でも大切な部分だと思う。お客様の出会いをプッシュできるような施設をつくりたいと思う」と話しています。

「ご近所専隊」参上 地域の魅力をディープに追求

観光スポットとして見られていなかった地域の魅力を、ホテルみずからが掘り起こして集客につなげようという動きもあります。高級ホテルで知られる星野リゾートが5月、豊島区・大塚にオープンさせたホテル「OMO5 東京大塚」。1泊1万4000円から(ツインルーム利用時、税込み)です。

集客の切り札は、「ご近所専隊 OMOレンジャー」!ホテルの従業員で結成したガイド(グルメ担当、散策担当、昭和レトロ担当、はしご酒担当、ナイトカルチャー担当)です。地元の人しか知らないような地域の魅力を案内してくれます。

日が明るいうちには散策担当のガイドが、地域に根ざした和菓子店や、神社などに宿泊者を連れて行ってくれます。

そして、夜になると・・・。地元でしか飲めない地ビールを堪能できるバーを教えてくれます。さらに、フレンチカンカンのショーを楽しめる店にも案内。このホテルに泊まれば、一人では入りにくいという店や地域の見どころも知ることができる、と評判を呼んでいます。

「OMO5 東京大塚」の磯川涼子総支配人は「地域の魅力をとことんディープに表現していく、この“GO-KINJO(ご近所)”の取り組みが、他社との差別化のポイントになる」と話しています。

なるほど。私はどちらかというと「ホテルは泊まれるだけでいい」というタイプだったんですが、フレンチカンカンのショーのように「見に行くのはちょっと勇気がいるなあ」という体験や、新しい体験ができて、なんかいいなあ、と思いました。

東京は官公庁や企業の本社が多いので、仕事向けのビジネスホテルがたくさんありますが、観光客の満足度を高めてくれる宿泊施設は意外に少ないんですよね。旅する人の気持ちを高めてくれる宿。意外に大きな市場のような気がします。  

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