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おはBiz

2018年1月30日(火)

仕事も休暇も充実「ワーケーション」

新しい働き方「ワーケーション」とは何でしょう?

「ワーケーション」は、仕事の「ワーク」と「バケーション」を組み合わせたことばです。 例えば、高瀬さんが2泊3日で伊豆に旅行に行ったとします。ところが、2日目に「おはBiz」の会議が入りました。高瀬さんは、私に「一任する」とメールを送って旅行を続けたいかもしれない。しかし私はぜひ、高瀬さんに電話会議に出席してほしい。そんなときに利用できるかもしれない“仕事と休暇のハイブリッド”です。

キャンプ場から会議参加 休みと仕事「満喫」

日本マイクロソフトは2016年、就業規則を抜本的に見直し、時間や場所にとらわれない働き方を追求。「ワーケーション」を可能にしています。

マーケティング担当の中川智景さんは、17年の夏休みに友人とキャンプ旅行に行ったとき、2日目に大切な会議の予定が急きょ入ってしまいました。これまでは上司に代理で出てもらうなどしていましたが、このときはキャンプ場にパソコンを持ち込み、オンラインで会議に参加しました。
中川さんが仕事をした場所は、木々に囲まれ、川のせせらぎを間近に聞くロッジ。「どうしても自分で伝えたいことがその会議であって、旅行先で働くという選択をした」といいます。会社での働き方について「休みも取りやすいし、外で働くことも認められているので、両方を満喫できていると実感している」と話しています。

子育て社員が導入要望

ワーケーションは、子育てをする女性社員から「働く場所を自由に選びたい」という要望を受けて実現しました。日本マイクロソフト業務執行役員の岡部一志さんは「休暇と仕事をうまく組み合わせたほうが必ず自分にとって効率が上がるとか、いい仕事の結果に結び付けられると判断したときは、その選択ができる」と説明。「いきいきと働ける環境をつくっていくことが会社にとっても成長に結び付く」と話しています。

観光底上げ期待する自治体も

企業のワーケーションに着目し、観光の底上げにつなげられないかと期待している自治体もあります。和歌山県です。東京から飛行機で1時間余りのリゾート地、白浜の魅力をアピールしています。

和歌山県では企業を対象にした体験会も開かれました。参加者は温泉で足湯を楽しむなどした後、仕事場となる、インターネット環境が整った近くの公共施設へ。スムーズなインターネットの接続状況に「めちゃくちゃ速かった、反応が」、「いいね、快適につながる」と感想を述べていました。仕事を終えて外に出れば真っ青な海が眺められ、すぐにリゾート気分に戻れます。ある男性参加者は「仕事のときは仕事、リラックスするときはリラックスするという切り替えが非常に大事だと思うので、有効な手段なのかなと思う」と語っていました。

休暇中に会議に出たときの給料はどうなるのかな、とか、サービス残業につながらないのかな、とか、いろいろ気になりますが…。

そういう疑問はありますよね。日本マイクロソフトの場合は年俸制で、途中働いた分は当然、給料は支払われます。いずれにしても就業規則を変えないといけないので、導入は簡単ではありません。 働き方改革の時代、多くの企業ではとにかく「休め、休め」と言われます。ワーケーションは、自分のやりたい仕事をやり、かつ長期休暇を取りやすくする。一歩先の働き方かもしれません。

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