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2017年4月27日(木)

“地域に貢献してこその地銀”

経済ニュースをサクサク 深く、「おはBiz」のコーナーです。今日は地方銀行のリポートです。
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「Eyes on」は、地方銀行のリポートです。

低金利に加え人口減少、地方銀行は今、厳しい経営環境にあります。ならば、なおさら「地域に貢献してこその地銀」だとして、銀行が地域の課題に向き合っています。産業の育成から高校生の就職支援まで、その取り組みを取材しました。

地域に貢献してこその地銀

福井県坂井市で行われた高校生や保護者を対象とした地元企業の見学ツアーです。
引率するのは銀行の支店長。
福井銀行が人口流出に歯止めをかけようと初めて企画、取引先の中小企業14社が協力しました。

福井銀行の支店長
「いろんな企業と、おつきあいさせていただいて、すばらしい企業が福井にはたくさんあるということを分かっているので、それを若い方にお伝えしたいと」

鉄工所での職業体験なども取り入れました。
高校生らに地域の企業を印象づけ、将来的なUターン就職などにつながればと考えています。

生徒
「将来こういう会社に入れたらいいなと思いました。(就職先が)おぼろげだったのがもっとはっきりと見えてきました」

県内の経済の活性化のため、福井銀行では新たな産業の育成にも動き出しています。
先月(3月)、県の産業支援センターの協力を得て開催した企業見学会。
県内およそ10社が参加しました。
ターゲットとしたのは航空機産業。
取引先に参考にしてもらおうと、この分野に本格参入した富山市の部品メーカーを訪れました。
航空機分野が今後の成長産業と見込んでいるのです。
銀行では、ものづくりの技術を持つ地元企業が参入できる可能性もあると考えています。

部品メーカー社長
「近い将来、事業規模は倍以上になってくるだろう」

参加者
「弊社も金属部品の加工をやっていますので、もしそういう機会があればぜひ異業種と言うことで航空機産業を考えてみたい」

この銀行では、生き残りに向けて今後も地域の課題に積極的に関わっていく方針です。

福井銀行・林正博頭取
「人口が減ってくる、これから会社数も減るだろうと予想される中で、銀行が生き残っていこうとすると、その人なり会社なりをどれだけ減らさないようにするか。従来の銀行では、そこまでやっていなかったところまで手を出していかないと、(地域)全体の動きにならない」

「地域密着」って、そもそも地方銀行としての「原点」ですよね。

そうなんですね。ただそれが実践出来ていたかということを今、銀行自身が反省しつつあるんですね。地域が活性化すれば、それが自らの経営基盤の強化になる。それで体力が強まれば、さらに地域に貢献できるということですね。最近は地銀の合併も相次いでいますが、規模を追うだけでなく、やるべきことは他にもありますよ、ということだと思います。

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