2018年9月12日

リーマンショック10年ってなんだったの?


おはBizキャスターの豊永博隆です。

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2008年9月15日は世界的な金融危機の引き金をひいた
大手投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻した日です。

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いきなり破綻の話とは縁起悪いですが、ちょっとおつきあいください。
あれから早いもので10年がたちました。
私は当時、ニューヨーク駐在の経済担当記者として金融市場の取材にあたっていました。
こちらが当時の写真。若いですか?変わらない?(笑)

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破綻前の9月8日(月)からの1週間。
ニューヨークは異様な雰囲気に包まれていました。
リーマンの経営は大丈夫なのか、資金が流出している。資金支援はどうなるんだ?
と、連日かまびすしく経済チャンネルが伝えていました。
運命の週末にさしかかりました。買収先が現れないとリーマンはつぶれる。
それは分かっていました。
でもアメリカの当局がリーマンを経営破綻させるなんてあり得ない。
最後はどこかの金融機関が当局のプッシュもあって
王子様のように現れ救われるのだろうという、
何の根拠もない、ほのかな期待を抱いていました。

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日曜日、私は会社でスタンバイ。
ふと、通信社の端末に赤い字でリーマン破綻に向けた準備という内容の赤い文字の速報が。
金融危機がこれから起きるんだという目の前が真っ暗になる、
凍り付くような思いを今でも覚えています。

その後、金融市場は麻痺状態となり、世界経済を奈落の底に陥れました。

10年がたち、アメリカは当時のことがまるでなったかのように景気回復を続けています。
今回、おはよう日本の取材でニューヨークを訪れ、
ウォール街の住人たちに話を聞いてきました。

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長くヘッジファンドのトップを務めたウォール街の大物、ピーター・コーエン氏。
元リーマンの会長で、破綻時CEOだったリチャード・ファルド氏はかつての部下。
破綻前に電話で相談にのっていたというほどリーマンの破綻を間近で見ていた人物です。
10年ぶりに会ったら72歳。

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だいぶおじいちゃんになっていましたが、葉巻をカミカミしながらも
「俺はまだまだウォール街で生きてくんだ」とギラギラしているあたり、
変わっていないなあと思いました。


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ティム・ガイトナー氏。
リーマンショックのとき、危機対応を担当するニューヨーク連銀総裁で、
のちオバマ政権の財務長官。
ギリギリまで危機を回避するために奔走していた最前線の人物です。
ガイトナー氏は現役時代からメディア取材を敬遠していたとされ、
今回インタビューができたのは珍しいことです。

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金融危機はいつかまた起きる、その備えが必要だし、
過去の経験を忘れてしまうことこそが一番の問題だと話していました。

リーマンショックから10年の特集は

9月13日(木)14日(金)の2日間にわたって、
6時30分過ぎからのおはBizと7時すぎのけさのクローズアップでお伝えします。

ぜひご覧ください。


投稿時間:13:00 |  カテゴリ:おはBiz | 固定リンク

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