2016年12月26日

冬の災害について学ぶ。


堀越将伸です。
12月のある日、出張で山形県に行ってきました。
山形新幹線「つばさ」に乗ったのは初めてです。
途中、単線区間を走るので、
対向する列車と行き違うために停車もします。
そんなのどかな?ところもある「ミニ新幹線」ですが、
東京から3時間ほどで山形まで行けるなんて、本当に便利ですね~。

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NHK山形放送局に集合しバスで向かった先は、県北部の新庄市。
「防災科学技術研究所 雪氷防災研究センター」です。
世界でも類を見ない雪氷災害の研究拠点施設。
ここを東北・北海道の各局から集まったアナウンサーとともに訪ね、
日本の雪氷災害の特徴について専門家に聞き、
NHKの災害報道にいかすための議論を行いました。
この研究会が、今回の山形出張の目的です。

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研究センターには大きな低温実験室があります。
ここではなんと、自然と同じ原理で雪を作り、降らせることができます。
もちろん、吹雪などの現象を室内で再現することも可能。
この時の室温は氷点下18℃。
防寒着に身を固め、厳寒の世界を体験。さ、さむい…。。。

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遊んでいるんじゃありませんよ。
雪が積もってからしばらく経ち、締まった状態になるとどれだけ重いか、
落雪や雪崩に遭った想定で、下半身だけ「埋まってみる」実習です。
(お隣は、以前「おはよう日本」も担当し、現在福島局の先輩、吾妻アナ。)
雪に隠れた程度で、脚を自力で真上に持ち上げることができません。
このくらいの量なら、膝を曲げ雪を落としてなんとか脱出できましたが、
もし全身が巻き込まれたらと思うと…。雪の怖さを体感したのでした。

ところで、ご存知でしたか?
雪に関係する死亡事故の原因で最も多いのは、
消防庁の統計を元に見ると、「屋根の雪下ろしなど除雪中の事故」で、
全体のおよそ8割を占めるのだそうです。
吹雪や雪崩よりもずっと身近な所で起きていることを再認識しました。
こうした基本的な事実をしっかりと学び、
放送を通じて何をどう伝えれば被害を抑えることができるのか、
報道に携わる者として日々考える冬です。

投稿時間:19:00 |  カテゴリ:リポーター | 固定リンク

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