オリンピックからパラリンピックへ
土日祝スポーツコーナーの向井一弘です。
夏の風は、まとわりつくような湿気の中に
他の季節よりたくさんの匂いを含むような気がします。
草刈りが終わったばかりの
土と草の匂いがする代々木公園の近くの道が
私はとても好きです。
日本選手の活躍に沸いた
リオデジャイロオリンピックが終わりました。
日本人があんな風に喜んだり、
あんな風に涙を流したり、
見ている私の方が大きく心を
揺さぶられることもしばしばでした。
そして、彼らが背負ってきたものや、
費やしてきたものの重さに思いを巡らす毎日でした。
自分が実況者なら、何とコメントしただろう?
自分がインタビュアーなら、
どうやって寄り添えただろう?
スポーツに携わる仕事の素晴らしさは、
人生をかけて戦うこうした
アスリートやスタッフの生き様に触れ、
夢を語る場があること。
そして、放送を通して
その凄さや感動を共有できることだと思います。
それに相応しい感性と、
表現力を磨かないといけないのだと、
改めて強く思いました。
私は、パラリンピック中継のため
リオデジャネイロに行ってきます。
担当は車椅子バスケットボールです。
去年の春から代表チームを取材してきました。
その中で聞いた数多くの言葉と、
目の当たりにした彼らのスーパープレーには、
きっと人生をかけた人にしか出せない
“ほとばしるチカラ”がこもっていました。
オリンピックと同様、これもアスリートの真剣勝負です。
今大会、NHKのパラリンピック放送は
これまでにない規模でお伝えします。
パラアスリートの戦う姿勢と超人的な技に
多くの方が驚き、共感するはずです。
パラリンピックの開幕は、現地9月7日です。
地球の裏側でどんな日々が待っているかワクワクしています。
そして、私がいない間、土日は3週間、
素敵なアナウンサーが週替わりで登場します。
全国から誰が登場するのでしょうか?
それもお楽しみに!!
それではまた。
投稿時間:19:00 |
カテゴリ:キャスター | 固定リンク