2018年02月23日 (金)音のいいテレビで復活!


おはBizキャスターの豊永博隆です。

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久しぶりにものづくりの現場を取材してきました。
10年以上前、経済部記者で電機メーカーを担当していたときは、
液晶パネルの工場やデジタルカメラの工場などをよく訪れたものです。
製品が形づくられていく、工場ってワクワクしますね。

さて、今回取材したのは福井県越前市に本社がある、オリオン電機という中堅メーカーです。

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このメーカーをあまりご存知ない方もいらっしゃるかもしれません。
それもそのはず、他社からの受託生産をメインにやってきたメーカーだからです。
でも1980年代に売り出した「テレビデオ」は爆発的なヒット商品。
あ、昔、家にあった!という方もいるのではないでしょうか。

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越前市にある工場では、他メーカーの炊飯器に組み込まれる電装品をつくっていました。
手作業ではんだ付けをしている社員の方をみて、
日本らしい丁寧な仕事がいろんな家電製品を支えていることを再認識しました。

このメーカー、海外でのビジネスを拡大していきましたが、
2008年のリーマンショックとその後の円高で業績が悪化。
さらにこれまで会社を率いてきた創業者が亡くなったことも重なり、
方向感を見失ってしまったそうです。

2015年に投資ファンドに事業が譲渡され、経営は大きく変わりました。
次々と他メーカーの技術者がこの会社に転職してきました。
元NEC、元SONY、元ディーアンドエム(旧デノン)。
こうした異なるキャリアをもった技術者が議論を重ねて、新しいものを生み出そうと
努力しているようすは、日本ビクターの技術者がSONYに対抗して
VHSの開発に取り組むようすを描いた映画「陽はまた昇る」を思い出しました。

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彼らがつくりだした新型テレビが音のいいテレビ。
1月下旬から家電量販店で本格的に販売が始まりました。
大手メーカーが40インチ以上の大画面テレビで画質競争に明け暮れるなか、
32インチや24インチというお手ごろサイズに音で勝負に出たわけです。
このサイズは、大手は自社開発をあまりせず、
どちらかというと委託生産頼みのところがあるそうです。
すっぽりと抜け落ちた市場に目をつけたというわけです。

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開発を主導した常務の市川博文さんは
「コンテンツって映像も大事ですが、音とあわさってはじめて作品になりますよね」
と話していました。
これにはなるほど!確かにと思いました。

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どんなテレビなのか、放送した内容は以下、動画で視聴できます。
https://www3.nhk.or.jp/news/contents/ohabiz/2018_0209.html

投稿時間:19:00

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