斉田季実治

2020年03月12日 (木)

記録的に早い!?サクラの開花   斉田季実治

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【2020年3月12日午後1時ごろ 東京都渋谷区NHK放送センター前】

 

暖かな陽気の中、通勤途中の信号待ちで、二輪のサクラを発見しました。

 

新型コロナウイルスの影響で、ことしは皆で集まるお花見は自粛せざるをえないですが、

サクラの木は街中にもたくさんあります。

身近な場所で探してみてはいかがでしょうか?

 

ことしのサクラは記録的に早く咲くところが多く、

関東から九州はこの先10日ほどの間に、続々と開花の便りが届きそうです。

投稿者:斉田季実治 | 投稿時間:18:00 | 固定リンク


2020年01月28日 (火)

雪の情報をより早く、より詳しく   斉田季実治

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【2020年1月28日午前7時ごろ 東京都】

昨夜(1月27日)からきょう(1月28日)にかけて関東甲信を中心に雪が降り、

東京都内にある私の家の周辺でも屋根や車の上などにうっすらと雪が積もりました。

距離はあまり離れていなくても雪の降り方が異なり、雪の予報が当たったと感じた方、

ハズレたと感じた方、様々だと思います。ただ、私たち伝える側が最も重視しているのは、

雪による被害や混乱を最小限に食い止めることです。

 

関東甲信地方には、先週の金曜日(1月24日)に大雪に関する早期注意情報(警報級の可能性)が発表されていました。

警報級の現象が5日先までに予想されているとき、その可能性を[高]、[中]の2段階で発表する情報です。

大雪への心構えを早めに高めてもらい、備えをしたり、その後の情報に気をつけたりしてもらうための情報です。

また、関東地方や東海地方など雪が少ない地域の大雪警報・注意報の発表基準は2016年に見直されています。

これまで24時間に降る雪の量で大雪警報・注意報の基準が決められていましたが、12時間に降る雪の量に短縮されたのです。

基準を超えるかどうかの予測判断を早いタイミングで行うことになるので、これまでより数時間程度早い段階で大雪警報・注意報が

発表されることになりました。交通への影響をこれまで以上に重視し、被害を最小限に食い止めるための見直しです。

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さらに、雪の現在の状況を知ることが容易になりました。これまで気象庁の雪の情報は、アメダスの観測点の

「積雪の深さ」と「降雪量」であり、いわば「点」の情報でした。そこで「面」で広く把握できるように現在の積雪の深さ、

降雪量の分布情報である「現在の雪(解析積雪深・解析降雪量)」の情報提供が去年11月から始まりました。

これは気象庁のホームページで誰でも見ることができて、移動するときのルート選択などにも役立ちます。

雪になるか雨になるかは、わずかな気温や湿度の違いで変化するため、依然として予測するのは難しいですが、

雪に備えるための情報は充実してきています。ぜひ自分に必要な情報を集めて、活用をしてください。

投稿者:斉田季実治 | 投稿時間:14:17 | 固定リンク


2019年12月05日 (木)

空のはしご   斉田季実治

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【写真左 12月4日 東京シティビューからの眺め】 【写真右 12月5日 渋谷スカイからの眺め】

 

西高東低の冬型の気圧配置となり、太平洋側の地域は晴れて空気の乾燥する日が多くなってきました。

空一面の青空が見たいと思い、きのう4日、六本木ヒルズの展望台「東京シティビュー」へ足を運びました。

ここは天体観測のために度々訪れる場所で、年間パスポートを持っています。

もっと高いビルやタワーはありますが、窓ガラス越しではなく、

風を感じながら空全体を見渡すことができるお気に入りの場所です。

 

そして、きょう5日、渋谷に先月オープンした「渋谷スカイ」に初めて行ってきました。

2日続けて同じような場所にいくのか?と言われそうですが、

空は刻々と変化するので飽きることはありません。

また展望台の形状や広さ、高さの違いなどから、くつろぎ方や眺め方も変わってきます。

お気に入りの場所が一つ増えました。

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【渋谷スカイから見た、東京シティビュー 80倍ズーム】

投稿者:斉田季実治 | 投稿時間:22:00 | 固定リンク


2019年10月23日 (水)

気象キャスターの役割とは?   斉田季実治

台風19号が伊豆半島に上陸し、東日本や東北に甚大な被害をもたらしてから10日ほどが経ちました。

未だに行方不明の方も多く、慣れない避難所での生活に疲れが溜まってきた方も多いと思います。

エコノミークラス症候群などによる災害関連死を防ぐためにも、被災地のライフライン等が少しでも早く復旧し、

日常の生活に戻れることを願っています。

 

私や家族は幸いにも被災しないで済みましたが、

気が付けばあの日の夜のことを考えていることが多いです。

NHKで深夜の大雨や台風の臨時放送を担当するようになって10年がたちますが、

これほど広域で河川が氾濫したのは初めてでした。

本来であれば、増水して氾濫の危険がある川をお伝えするはずが、あまりにも次々に川が氾濫したために

30分ごとの放送でも氾濫した川のそばの方に逃げてと呼びかけることしかできませんでした。

一方で、コンピュータによる6時間先までの雨の予想は驚くほど当たっていました。

関東甲信や福島県で大雨や暴風が吹いているころ、宮城県の内陸部や岩手県の沿岸で

これから記録的な大雨になることを示唆していたのです。

予想が外れることを願いながら放送していました。

刻一刻と状況が変化する中、自分は適切な情報を伝えることができたのだろうか、

少しでも命を守るための手助けができたのだろうかと考える日々が続いています。

 

今回の台風は異例の急発達をしたため、早くから警戒が呼びかけられました。

去年、近畿地方を中心に甚大な被害をもたらした台風21号と同じような被害が、

今度は関東周辺で起こるかもしれない。

昭和33年、伊豆半島や関東に大きな被害をもたらした狩野川台風に匹敵する大雨が降るかもしれない。

さまざまな過去の事例を提示しながら、台風19号の危険性や早めの避難の必要性を呼びかけました。

 

また、台風上陸のかなり前から大雨が降って、危険な状況になることが予想されていました。

私は前日に、屋外にある植木鉢や物干し竿をしまう様子の写真をTwitterで配信し、

台風接近の前日からNHKそばのホテルに泊まることも記しました。

気象予報士がいつも以上に警戒していることを、実際の行動を通して伝えたかったためです。

 

毎年のように災害が発生するいま、私たち気象キャスターの役割は、

災害で命を落とす方を少しでも減らすことだと思っています。

予報の精度を高めるのは、その手段の一つにすぎません。

できることは、まだあるはず。

自分の立場や経験を通して、何ができるのかをいま一度考え、行動に移していきます。

 

投稿者:斉田季実治 | 投稿時間:17:00 | 固定リンク


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