気象キャスター 斉田季実治の天気豆知識
【中秋の名月と満月】
おととい4日(水)は「中秋の名月」でした。私のように団子を食べたという方もいらっしゃると思いますが、今年の中秋の名月は満月ではありませんでした。
中秋の名月は、太陰太陽暦の8月15日の月(つき)のことをいいます。この暦では、秋は7月8月9月の期間で、その真ん中の8月ということで中秋、新月になる日を1日として15日目が十五夜で、中秋の名月といいます。
一方で、満月になるのは、地球から見て月と太陽がちょうど反対方向になったときです。月が地球をまわる公転の軌道は、少しつぶれた楕円形のため、新月から満月までにかかる日数は一定ではありません。13.9日から15.6日の間で変化するため、中秋の名月は満月になるとは限らないのです。
さて、きょう6日(金)がちょうど満月なのですが、残念ながら雲に覆われている地域が多いです。あす7日(土)の朝までは西日本から東日本の太平洋側で非常に激しい雨が降るおそれがありますので、気を付けて下さい。
投稿者:斉田季実治 | 投稿時間:22:00 | カテゴリ:斉田季実治 | 固定リンク