2017年9月11日

2017年09月11日 (月)

東日本大震災から6年半   奥村奈津美

 

ニュースリーダーの奥村です。

2011年3月11日

私は、仙台でアナウンサーをしていました。

 

地震発生直後から緊急報道に携わり、

余震が続く中、ヘルメットをかぶりながら

仙台のスタジオから全国に伝えていました。

 

その後、被災地の取材で出会ったのが、

宮城県気仙沼市唐桑のカキ養殖業者の皆さんでした。

 

壊滅的な被害を受けても諦めず、

復興しようとする皆さんの姿に心打たれ、追ってきました。

 

2011年夏、広島のカキ養殖業者の支援を受け、養殖用イカダを作る様子。

 

20170911_blog_okumura.jpg

(左)デジカメで撮影しているのが私です。

 

20170911_blog_okumura2.jpg

何もなくなった海に、次々とイカダが浮かんでいく様子に

養殖業者のみなさん「絶対復興する」と希望を持てたと、おっしゃっていました。

 

震災2年後からカキの出荷を再開し、

現在、唐桑での水揚げは、9割くらいまで回復したそうです。

 

実は、この唐桑に、いつしか、プライベートでも訪れるようになり、

今では、「第二のふるさと」のような存在になっています。

 

20170911_blog_okumura3.jpg

2015年春の唐桑の海

 

今年の夏、嬉しいニュースがありました。

唐桑の養殖業者さんの1人、Sさんが、家を再建されたのです。

 

20170911_blog_okumura4.jpg

今年の春訪れた時に、完成目前の家の前で撮影

 

津波で、家も漁具も、全て流されてしまいましたが、

仮設住宅で暮らしながら、漁業を再開し、

やっと「我が家」を構えることができたのです。

 

本当は、もっと早く完成する予定だったそうですが、

復旧工事の混乱もあり、なかなか思うように進まず、

こんなに時間がかかってしまったそうです。

 

Sさんは9人家族

90歳の祖父母、両親、息子夫婦に、3人の子ども。

 

狭い仮設住宅では、一緒にご飯食べることができず、

「6年半経って、やっと、家族みんなで食事できるようになった」と、おっしゃっていました。

 

ただ、その一方で、一家の大黒柱としては、

これから30年くらいかけて、漁業と家の再建にかかった費用を

返していかなきゃいけないそうです。

 

20170911_blog_okumura5.jpg

今年春の唐桑市内の様子

 

未だに仮設住宅に暮らしている方、

ふるさとに帰ることができない方も多くいらっしゃいます。

 

街の復興、産業の復興、そして、一人一人の復興には、

まだまだ時間がかかると思いますが、

これからも見つめ続けたいと思います。

 

投稿者:奥村奈津美 | 投稿時間:18:46 | カテゴリ:過去の出演者 | 固定リンク


カテゴリー

新着記事

ブログ内検索

カレンダー

2017年09月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

バックナンバー


RSS

page top