富士山 初冠雪! 伊藤海彦
リポーターの伊藤海彦です。
10月26日、富士山で、初冠雪が観測されました。
ことしの初冠雪は昭和31年と並んで、これまでで最も遅いということです。
ということで、初化粧した富士山を見に行こうと、山梨県に向かいました!
(静岡局経験者としては、山梨で富士山の取材をするのは少々複雑な気持ちでしたが・・・)
今回私たちが向かったのが、富士五湖の一つ【本栖湖】
実は、1000円札の裏面に描かれている逆さ富士は、本栖湖からのものなんです。
本栖湖についてみると、、、、山頂に雪を少しかぶった富士山が!
ただ、逆さ富士は、見ることができません。
1000円札をかざしてみても、
うーん、やはり逆さ富士がいいなあ、なんとしても本栖湖で逆さ富士が見たいと思うようになっていました。
地元の人に聞くと、「本栖湖は風が強く、きれいな逆さ富士が見られるのは、年に数回。
見ることができたらかなり運がいいですよ」とのこと。
もはや本栖湖で逆さ富士を見るのは奇跡的なことなのでは・・・・。
しかし、ここまで来たのだからどうしても逆さ富士が見たい!
逆さ富士に思いを馳せ取材していると、
近くの民宿に、1000円札に描かれた富士山のモデルになった写真があるというのです。
民宿のオーナーに話を聞くと、「実はこの写真が撮られたのは山の上で、ここから30分ほど登った場所なんです」とのこと。
私は間髪いれず「今から一緒に登りましょう!」と。そこからが過酷でした。
予想していたよりも傾斜があり、息が切れるは、汗は噴き出るは。
上まで登ってみると・・・・
そこには、1000円札と同じ富士山が姿を見せました。
「苦労して登ってよかった」そう思えた瞬間でした。
ただ、ここでも逆さ富士を見ることはできませんでした。
きょうは逆さ富士を見ることはできないのか・・・と思いながら下山していると、
民宿のオーナーが「逆さ富士が見えますよ!湖畔に行ってください!」
実際に湖畔に行くと、
目の前に、逆さ富士が顔を出してくれました。すこしぼんやりしていますし、
1000円札のように、鏡のように映しているわけではありませんが、もはやそんなことはどうでもいいんです!!!
奇跡が起きた!そんな気持ちになりました。
日本一の山、富士山。多くの人の心を動かしているんだと感じました。
もちろん、私もその一人です。
ありがとう富士山!ありがとう逆さ富士!
投稿者:伊藤海彦 | 投稿時間:22:04 | カテゴリ:過去の出演者 | 固定リンク