2016年4月22日

2016年04月22日 (金)

「熊本地震を取材して」  記者 溝下貴洋

記者の溝下です。ニュースウオッチ9の取材クルーとして熊本地震を取材しました。
私たちは地震発生翌日の15日に取材に入り、熊本県益城町を中心に取材をしました。
熊本は私の前任地であり出身地でもあります。
現地に入ってみると、被害は私たちの想像を大きく超えたものでした。かつて取材で訪れたことがある場所…思い出の場所…どこも大きく変わってしまっていました。
大きな被害を受けて大変な中にもかかわらず、現地では本当に多くの方々に取材に応じていただきました。私たちも取材に応じていただいた方々の思いを少しでも多くの人たちにお伝えできればという思いで、懸命に取材を続けました。
今回の地震を取材して感じたのは、何かが起きると私たちの暮らしは一瞬にして成り立たなくなるということです。コンビニが24時間開いていて食べ物や飲み物がすぐに手に入ること、蛇口をひねればきれいな水が出てくること…私たちが日々、特に意識もせずに過ごしている"ふつうの暮らし"が、いかにもろいものなのか痛感しました。
地震はいつ、どこで起きるか予測できません。だからこそ、私たち1人1人の災害への「日々の備え」が重要だと感じます。水や食料の備蓄は十分か、家具の固定はしてあるか。みなさんも災害への備えを改めて見直していただければと思います。
5日間の現地取材を終え、私はいま、東京のニュースセンターで日々のニュース制作にあたっています。故郷が大きな苦難に直面するなか、現地で感じたことを胸に、被災した人たちにとって少しでも役に立つ放送をお届けしていきたいと思っています。

nw920160422_1_1.jpg

 

投稿者:番組スタッフ | 投稿時間:18:45 | カテゴリ:番組スタッフ | 固定リンク


2016年04月22日 (金)

「容赦ない揺れに...」 リポーター 三條雅幸

移動中、携帯電話に届いたニュース速報。
画面に表示されていたのは「震度7」。目を疑いました。
一瞬、何かの誤作動かとの祈りのような思いもよぎりましたが、
NHKに向かう道すがら次々に入ってくる情報が、それはまぎれもない現実だということを突き付けてきました。

熊本県などで起きた一連の地震を受けて15日に現地入りし、19日まで熊本県内で取材を担当しました。
そこで目の当たりにしたのは、自然が持つ無情な顔。日ごろ我々に安らぎをもたらしてくれる一方で、襲い掛かってくる時は一つの容赦もない。そんな極端とも言える二つの顔に戸惑いと恐怖を覚えました。

14日夜の揺れのあと、被害に追い打ちをかけるかのように発生した16日未明の本震。
宿泊先の部屋で休んでいた私も、大きな揺れに見舞われました。座っていても体が振り子のように振られ、机の下などに逃げようにも、思うように動けないほどの横揺れでした。その後も大きな余震が続く中で部屋に戻るのは怖く、屋外の駐車場で一夜を過ごしました。

夜が明けると、被害は一気に拡大していました。最初の揺れには持ちこたえていた建物も、本震の後に倒壊しているところが目立ちました。避難する人も急増。ライフラインは停止し、コンビニエンスストアには食料や水を買い求める人で長蛇の列。
広い駐車場にテントを張って過ごしているご家族に会いました。ご主人が発したのが「夜になるのが怖い」という言葉。相次ぐ余震の中で、いつまた大きな揺れが来るか。最初の揺れも、本震も、発生は夜でした。「夜になるとビクビクしています」と話すご主人は、寝不足からか目が赤く、表情には疲労がにじんでいるように見えました。昼間は一見元気に過ごしているように見える子どもたちも、夜、余震が来るたびに親の腕をギュッとつかむそうです。

最初の地震の後、住民の中には「余震が収まれば家の片づけを始めるよ」と気丈に振る舞っている方もいました。そこに再び襲った、被害を広げる大きな地震。こんな不条理な話があっていいのだろうか。被害を受けた方々に何ができるだろうか。

投稿者:三條雅幸 | 投稿時間:12:51 | カテゴリ:過去の出演者 | 固定リンク


カテゴリー

新着記事

ブログ内検索

カレンダー

2016年04月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

バックナンバー


RSS

page top