2019年03月08日 (金)
震災遺構 高橋篤史
今夜のニュースウオッチ9で宮城県の沿岸北部、気仙沼市から中継します。
海から300mほどの所にある気仙沼向洋高校の旧校舎が中継場所です。
この校舎は“震災遺構”として10日、日曜日から一般公開されます。
津波の跡を生々しく残した遺構です。
「震災の記憶を風化させてはならない」という地元のみなさんの強い思いから残されてきたものです。
しかし、被災地ではこうした被害の爪痕を残す“震災遺構”をめぐって模索や葛藤が続いています。
震災から8年といっても被災された方の生活状況、心境は様々です。
こうした建物は、単に保存か解体かだけでは整理できない複雑な思いがあります。
ただ、今回取材で出会った方みなさんに共通するのは「震災の記憶を伝え、また起こるかもしれない大災害のときに、命を守る行動をとってほしい」という思いです。
ぜひご覧になって、その思いを感じてください。
投稿者:高橋篤史 | 投稿時間:16:29