2016年06月14日 (火)

6日ぶりの保護に安堵 三條 雅幸

「かわいい子には旅をさせよ」「獅子の子落とし」など、昔から伝わるこれらのことわざ。

しつけに関して「子どものためにあえて厳しく」という考え方が日本人の中に古くから存在していることが伺えます。

この「あえて厳しく」の程度が、今回、国内外に波紋を広げました。

 

7歳の男の子が北海道の山林で行方不明になり、6日ぶりに保護されたニュース。

「男児保護」の一報に胸をなで下ろし、男の子が発見された自衛隊の演習場に急行しました。

現場に着いてまず思ったのが「よくここにたどり着いたものだ」「たった一人で本当によく頑張ったね」ということです。

 

というのも、行方が分からなくなった場所から現場までは直線距離でおよそ6キロ。

この間は、道と言えるのかどうかというくらいの、けもの道のようなものが続いています。

視界には360度うっそうと生い茂った木々。方向感覚が無くなってきます。

取材クルーと一緒に歩いていても非常に心細くなりました。

たどり着いた自衛隊の演習場。広大な敷地内には、隊員が常駐している施設はありません。

夜の明かりはわずかな月明かりのみ。自分の手元も見えないくらいに真っ暗でした。

照明もつかない建物の中に実際に立ち、この場所で一人で夜を過ごすことを想像すると、それだけで不安に押しつぶされそうになりました。

この厳しい状況を耐え抜いた男の子の精神力と体力に頭が下がる思いです。

 

その一方で、「しつけ」のあり方について考えをめぐらすきっかけにもなりました。

今回の件について、男の子の父親は「愛情込めて育ててきたが、行き過ぎた行動だった」と話しています。

このニュースについては両親に同情的な意見もあれば批判的な意見もあります。

国や文化の違いによっても捉え方は様々なようです。

親子の関係を表すことわざ「親思う心に勝る親心」。

子どもを思う気持ちが強いだけに深く考えさせられたという人も少なくないのではないでしょうか。

投稿者:三條雅幸 | 投稿時間:11:54


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