2016年05月06日 (金)

声なき"悲鳴"      鈴木奈穂子

鈴木奈穂子です。

4月末、地震が起きてから初めて熊本に入りました。

当初は被災地の子供たちの様子を中心に取材をさせてもらいたいと思っていたのですが、皆さんに話を聞いていくと、子供もそうですがそれ以上に「子供を守らなくては」という思いに押しつぶされそうになっているお母さん達の姿が見えてきました。

 

「地震のあと、子供が怯えたり、攻撃的になったり、夜泣きしたりするようになった」。

いつもと様子が変わってしまった子供たちを見てお母さんは「大丈夫だよ」と気丈に振る舞います。

「お母さんは子供の前で強くなくちゃいけない」「次に大きな地震がきたら、この子の命をどう守ればいいのか。ずっと気が張り詰めているんです…」

こんな声を聞きました。

親御さんの覚悟や思いの強さに頭が下がる思いと同時に、全てを抱え込み、自分を追い詰めてしまっている方もいるように感じました。

弱音を吐けない、大きな声で怖いと言えない。お母さん達の心の悲鳴が伝わってきました。

 

そうした中で熊本市内では、助産師さんによる相談会や、地震のトラウマを克服しようというワークショップが開かれていました。

 

ワークショップ講師で心理カウンセラーの山本トースネスみゆきさんにどんな事が大切か聞きました。放送に入らなかった部分も含めてお伝えします。

 

【誰かに吐き出す】

誰かに不安を話せる環境というのはとても大事。話せる人はたくさんいなくていい。

自分が信頼できる人に「質のよい」相談ができる事が大切。なんだそうです。

 

でも、人と関わるのが苦手、人に悩みを話す事が逆にストレスになってしまうという人もいますよね。そうした場合に1人でもできる解消法もあります。

 

【1人で出来る解消法】

深呼吸をする。とくに「吐くこと」を意識する。

緊張すると締めつけられる胸のあたりをほぐしてくれる効果があるそうです。

また、お子さんや、ぬいぐるみなどを胸の前でぎゅーっと抱きしめる。

これもリラックス効果があると教えてくれました。

 

親子が安心して1日を過ごせる日が少しでも早く来るよう願うと共に、私たちは今後も放送を通して、何が出来るのかを考えていきます。

投稿者:鈴木奈穂子 | 投稿時間:19:59


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