アニメーションで伝えるヒバクシャからの手紙 | 証言で知る ヒロシマ・ナガサキ

アニメーションで伝えるヒバクシャからの手紙

NHK広島放送局が2007年から放送してきた「ヒバクシャからの手紙」に
寄せられた2,200通をこえる原爆体験記。

この貴重な手紙に記された思いをより幅広い世代に伝えるため、
アニメーションで映像化するプロジェクトに挑戦します。

手紙を通して原爆や戦争に向き合うのは
プロのアニメ作家や海外のクリエーター、
広島の学生たち。

「ヒバクシャからの手紙」に新たな生命を吹き込み、
あの日の記憶を次世代へと語り継ぎます。

ep.07

悲しみを超えて明日のために

荒井彊
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手紙を書いた荒井さんは、1945年、広島で被爆。2011年には、住んでいた宮城県で東日本大震災も経験。震災と被爆の記憶を重ね合わせて手紙をつづりました。被爆当時、原爆の熱線で枯れ果てたかに思われた柳の木が、見事に復活したのを目の当たりにした荒井さん。「震災の被災者に、この柳の木のような”再生”を伝えたい」と言います。

アニメーション制作:
片山拓人

アニメ化を手がけたのは、アニメーション作家の片山拓人さん。

ep.06

先輩

矢島喜代子
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1歳年上の「先輩」に宛てた手紙。昭和19年に結婚した先輩は、夫の出征後、生まれたばかりの子供と被爆。原爆による火災から、命がらがら脱出する。その後も待ち受ける幾多の困難。先輩母子を救った奇跡の巡り合わせとは? 手紙を書いた矢島喜代子さんは「先輩のように被爆された方々が、命が助かった後も、多くの困難を乗り越えて生きてきたことを知ってほしい」と言います。

アニメーション制作:
佐藤美代

アニメ化を手がけたのは、アニメーション作家の佐藤美代さん。

ep.05

文子ちゃんへ あの日を、わたしは忘れない

河野キヨ美
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広島在住の河野キヨ美さんが、幼なじみの「文子ちゃん」に宛てた手紙。勤労奉仕先の広島で被爆した文子ちゃんが、家族や友達が見守る中、周囲への感謝の言葉を残して亡くなった時のことがつづられています。

アニメーション制作:
広島市立大学芸術学部映像メディア造形研究室

手紙のアニメ化を担当したのは、広島市立大学でアニメーションを勉強する皆さん。「文子ちゃん」に加えて、手紙を書いた河野さん自身をアニメに描き、彼女の思いを表現しました。

ep.04

貴女へ

小西清治
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14歳の時に被爆した、小西清治さんの手紙。同じく被爆して行方不明になった初恋の人を探して、9日間、広島をさまよった小西さん。70年以上秘めてきた初恋の人への思いを、手紙につづりました。

アニメーション制作:
今林由佳・大石三知子

アニメ化を手がけたのは、アニメーション監督の今林由佳さんと、脚本家の大石三知子さん。小西さんの書いた手紙、聞き取りをもとに、少年時代のみずみずしいエピソードを盛り込んだ物語を作りました。

ep.03

世界の国々の子どもたちへ

川原征一郎
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3歳の時に長崎で被爆した川原征一郎さんがつづった、被爆体験を乗り越え、世界の子どもたちに豊かな未来を願う手紙。耐えがたい被爆体験を人類の教訓にして未来につなげようというメッセージを世界に向けて映像化。

アニメーション制作:
LUNOHOD Directed by Vladimir Leschiov

手がけたのは国際的に活躍するラトビアのアニメーション作家 ウラジミール・レシオフさん。ヒロシマ・ナガサキへの深い共感を抱くウラジミールさんのイマジネーションあふれる作品です。

ep.02

睦ちゃん

榎郷子
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ご自身も被爆された榎郷子さんがあの日以来行方不明の姉、石崎睦子さんに宛てた手紙。 睦子さんはあの日、学徒動員で働いていた時に原爆投下にあいました。その遺品は、女学校の上着と毎日欠かさずつけていた日記だけ。姉の睦ちゃんが確かに生きていたことを伝えたいという思いが込められた手紙を映像化。

アニメーション制作:
広島市立大学芸術学部映像メディア造形研究室

手がけたのは地元でアニメーションを学ぶ広島市立大学芸術学部の若者たち。一枚一枚、祈るように色鉛筆で描き出された繊細な作品です。

ep.01

ホウセンカおじいちゃん

上田裕子
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夏になるとホウセンカの液を鼻にぬっていたおじいちゃんの不思議がわかったのは、20歳を過ぎた頃でした・・・。広島での被爆体験を明かしてくれた祖父へ宛てた、孫の上田裕子さんの手紙。思い出したくないヒロシマの記憶。ようやく明かしてくれた祖父のためにも、世代を超えて被爆体験を伝えていくことの大切さを誓った手紙を映像化。

アニメーション制作:
白石慶子

手がけたのはテレビアニメのオープニング、エンディングを数多く手がける作家・白石慶子さんが挑みます。幸せな世代間交流と語れなかった記憶の重さを感じてください。