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秋の火災に注意!カギは「住宅防火対策」

ストーブにも注意 住宅用火災警報器の設置も有効
  • 2023年11月10日

 

秋の火災予防運動が始まっています。重点目標のひとつとしてあげられているのがストーブの安全な取り扱いを含む「住宅防火対策の推進」です。ストーブからどのように火災が発生するのか、新潟市消防局に実験を行ってもらいました。(新潟放送局 記者 鈴椋子)

放送した動画はこちら

火災原因2位 ストーブの安全な取り扱いを

はじめに押さえておきたいのが火災の原因です。
去年の新潟市内で起きた火災を原因別に見ると
▼1位が「たばこ」で20件▼3位は「こんろ」で10件▼さらに「配線」などが続いています。
そして2位がこれからの季節に欠かせない「ストーブ」です。

ことしの秋の火災予防運動では重点目標のひとつとして、
ストーブの安全な取り扱いを含む「住宅防火対策の推進」があげられています。

ストーブからどのように火災が発生するのか新潟市消防局に実験を行ってもらいました。
 

まず、ストーブの上で干していた衣類などが何かの拍子に落ちてしまったという想定の実験では
実験開始直後から煙が上がり始め、あたりに焦げ臭い匂いが広がります。

5分もしないうちにタオルから出火し、火がつくと一気に広がりました。
衣類を早く乾かしたいと思ってもストーブの近くで干してはいけないんです。

また、灯油を入れる際にも注意が必要です。
灯油を入れるときにタンクから漏れると引火するおそれがあります。

仮に火が消えていてもストーブの温度が下がりきっていないと出火する可能性があります。
灯油を入れるときはストーブの温度が下がるまで待ってください。

さらに、使いやすいイメージのある電気ストーブでも注意が必要です。
冷え込みが厳しくなる夜、ついストーブを足元の近くに置いてしまう人もいるのではないでしょうか。
 

しかし寝返りを打つなどしてストーブに布団がかかると1分もたたないうちに煙が出始め、
2分ほどたつと出火してしまいました。
寒い夜でも、ストーブは燃えやすいものの近くには絶対に置かないでください。

 

新潟市消防局予防課火災調査係 滝沢海宇さん
ストーブの火災は11月くらいから起きていて、12月、1月、2月と寒さが厳しくなるにつれて、その発生件数は増える傾向にあります。周りに燃えやすいものがある状態で使わない。寝る際や部屋から出ているときにはスイッチをこまめに切っていただく、そういったことが大切になってきます。

ポイントを整理すると次の3点です。
ストーブの上で衣類を乾かさない。万が一落ちると危険です。
灯油を入れるのはストーブの温度が下がった後で。
 灯油がこぼれたときに出火につながるおそれがあります。
電気ストーブでも、寝るとき布団の近くに置かない。
 寝返りを打ったときなどに布団がストーブにかかり出火する可能性があります。

また消防局は、住宅用火災警報器の設置や点検も呼びかけています。万が一出火してしまったときに、すぐに火災の発生に気づくことができ、初期消火で対応することもできるということです。ぜひこの機会にご自宅の警報器を確認してもらえたらと思います。

火災予防運動に合わせて、消防局ではことしから新たな試みを始めています。

住宅防火対策の推進などを重点目標に掲げ、
ストーブやたばこに関する注意を呼びかけようとインスタグラムを活用しているんです。
これから本格的な冬を迎えます。気をつけて暖房器具を使うようにしたいですね。

  • 鈴椋子

    新潟放送局 記者

    鈴椋子

    2020年入局。大阪局での勤務を経て、ことしから新潟局。県警キャップとして事件・事故、司法などを取材。

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