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『上中下越に佐渡(さぁ~ど~)ぞ!』新潟県長岡市

  • 2023年03月03日

長岡市

新潟県にある37市区町村の魅力をお届けする『上中下越に佐渡(さぁ~ど~)ぞ!』。第36回は長岡市です。市の中心部には信濃川が流れています。寺泊の魚の市場通りは魚のアメ横としても有名です。年末年始は大勢の人が訪れます。「栃尾のあぶらげ」も有名ですね。山古志の棚田の美しい景観も人気です。人口約26万人、新潟市に次ぐ2番目に大きい都市ですが、自然が豊かで農業もさかんです。

体験! スマート農業

今回は最先端の技術を活用したスマート農業が体験できる施設「農の駅 あぐらって長岡」を訪ねました。

ここでは最先端のロボット技術や情報通信技術を活用したスマート農業を体験できます。農薬や肥料を散布する農業用ドローンの操縦もそのひとつです。

左下は研修の参加者

この日は市内でコメを生産する若手の人たちがドローンの操縦を学ぶ研修が行われていました。こちらではこうした研修のほか、農業に興味がある人なら予約をすれば誰でもスマート農業が体験できます。常設の施設としては日本で初めてだということです。

こちら、何の変哲もないトラクターに見えますが、後付けで「自動操舵システム」が備え付けられています。GPSを利用して位置補正をしながら自動で動きます。この日は、たんぼに雪が積もっていて動かすことはできませんでした。残念…。

これは農家の作業負担を軽減するアシストスーツ。リュックのように背負って空気を入れると重い土や肥料を運ぶ時に腰や背中をサポートしてくれます。石井キャスターも、研修に来ていた方と一緒に体験させてもらいました。

ちょっと重そうにも見えますが…

石井「腰とお尻をしっかり支えてくれるので楽に持ち上げられました!」

大橋竜也さん
(アシストスーツどうでした?)
これはとても楽ですね。簡単に持ち上がりました。これがあれば腰を痛めることもなく便利だと思います。

未来のハウス栽培?

情報通信技術を活用した農業用ハウスもありました。ハウスの中に設置されたカメラでリアルタイムに苗の状況を確認することができます。

ハウスの中にいなくても、手元のタブレットで温度や湿度などのデータも確認できます。さらに、設定した温度や湿度になるようにカーテンや窓、エアコンが自動で動くようにもなっています。

右下の写真はタブレットの画面

体験してみて!

スマート農業体験の講師 野中大輔さん
(スマート農業が目指すものとは?)
スマート農業で効率化・省力化を実現した先に「稼げる農業」というのがあると思います。こちらの施設で機器を体験して、是非、多くの農家さんにスマート農業を活用していただきたいと思っています。

スマート農業は生産者の大きな助けになり、これから農業を始めようとしている人の背中を押す可能性があります。普及すれば、深刻な担い手不足など農業の課題の解決につながるかもしれないですね。

最先端の農業が体験できる長岡市に、みなさんもさぁど~ぞ!

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