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わたしの原点

新潟局アナウンサー 木村穂乃
  • 2023年03月14日

まずはじめに追記です(笑)
なんと、以下の「わたしの原点」記事を書いた数日後に、異動が発表されました。
4月から名古屋放送局に異動し、「おはよう東海」などを担当します。

はじめての社会人生活、そしてアナウンサーとしてのキャリアを新潟でスタートすることができて幸せでした!
放送をみて・きいてくださることはもちろん、町中で声をかけてくださったり、お手紙を寄せてくださったり、その全てに力をいただいていました。
ニュースを読むのも初めてで、右も左もわからなかった私ですが、新潟の皆さんに育てていただきました。新潟で過ごした3年間は宝物です。大好きで、ふるさと同然の新潟を離れるのは寂しいですが、ここで学ばせていただいたことをしっかり次に繋げて、新天地でも頑張ります。
3年間、本当にありがとうございました!!花火にフェスに温泉に雪まつりに…と、すぐに何度も帰ってきますので、今後とも末永くよろしくお願いいたします。

では、ここからは、私の原点です。異動発表前に書いた記事なので少し時制などずれるところもありますが、どうぞ!


新潟3年生
NHKのアナウンサーになり、新潟局で働き始めて3年目になりました!
群馬県出身の私にとって、新潟はもともと身近なところなんです。
“海なし県”の群馬県民は海水浴で新潟に来る人が多く、私も子どもの頃から毎年夏に家族で遊びにきていました。
思い出の詰まった新潟県を取材やロケで巡り、さらに新潟のことが大好きになる日々です。


学生時代に訪れたラオス

そんな私の「原点」は…「ラオスの村」。
大学1年のとき、ラオスのメコン川にポツンと浮かぶ小さな村に行きました。
ラオスは高等教育への進学率が高くありません。
ただ、その村では複数の学生が大学に進学していました(詳しい人数は忘れてしまいましたが…)。
不思議に思い調べると、村の大人たちの工夫、人口構成や立地、恵まれた環境が偶然重なり、大学進学率につながっているのだろうなと気づきました。


NHKのアナウンサーへ
もともとアルバイトでベビーシッターをするほど子どもが大好きでしたが、ラオスでの経験から幼児教育により一層の興味をもち、学ぶようになりました。
そして「子どもたちが育つ環境をより良くしたい」という思いから、NHKアナウンサーになりました。
乳幼児期の教育や家庭環境がその後の人生に及ぼす影響の大きさを学んだり感じたりする中で、放送を通じてそこに貢献したいと思ったからです。
まだスタートラインに立ったばかりですが、この思いのもと日々挑戦しています。

また、私は新しい場所や人、文化に出会うのがとにかく大好きです。
アメリカでルームメイトと語り合った夜、フィリピンのギマラス島で食べたマンゴー、全力で一緒に遊んだルワンダの子どもたち。

世界中の宝物を集めるような感覚で、いろいろな国に留学や旅行をしました。
今は取材やロケでたくさんの方に出会いますが、楽しくてしかたがないです。


アナウンサーとして
NHKではアナウンサーも、自分で取材、提案します。
取材は「お互いの人生にとって大切な出会い」にしたいと思っています。
昨年度、長岡空襲を経験した90代の男性を半年ほどかけて取材したとき、その方から「木村さんの取材に遺言を託す」という言葉をいただきました。
信頼と期待を寄せていただけたことが嬉しく、責任も感じ、この言葉は今後ずっと心に持ち続けたいと思いました。

今年度から「新潟ニュース610」のキャスターを務めています。
皆さんと一緒に新潟のことを考え、私自身はもちろんですが、皆さんが「新潟をさらに好きになれる番組」にできたらと思っています。

まだまだ至らないことばかりですが、新潟を大好きな気持ちには相当自信ありますよ!!
一つ一つ全力で、丁寧に、がむしゃらに取り組んでいきますので、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

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