わたしの原点

ドカベン愛
趣味の話で恐縮ですが、自分が野球好き・マンガ好きになった原点は、新潟県出身の漫画家、水島新司さんの代表作「ドカベン」です。
40年以上連載され、高校野球からプロ野球まで５つのシリーズがあります。
それを子どもの頃からコツコツと買い集め、単行本205冊すべて所蔵しています。　

作品の魅力は、登場するキャラクターと手に汗握る試合展開です。
おススメの試合は、高校1年のセンバツ決勝。
古町5番町のマンガストリートで銅像になっている明訓四天王のエピソードがちりばめられ、ドラマチックで何度も読み返したくなります。
不気味なライバルもいい味を出しています。

小学生の頃、男子児童の間で絶大な人気があり、複雑な野球のルールはこの作品でおぼえました。
また近所で火事があり、大事なものをランドセルに詰めるよう母親に指示されて、宝物だったこのマンガでいっぱいにしたら叱られました。

もっぱら観戦ですが、野球が大好きです。
プロ野球は巨人ファン。子どもの頃の下敷きは、王選手や原選手でした。
印字された王さんのサインボールがこすれてにじんだときは涙が出ました。
高校野球は、逆転のPL。
劇的な試合が見たくてK・Kコンビの頃まで、テレビでチームをずっと応援していました。

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大好きな野球に関わって
入局した年の夏、NHKに入って本当に良かったと思った仕事がありました。
高校野球の「ふるさとリポーター」です。
甲子園に出場する代表校に帯同して選手の様子を地元に伝える仕事でした。
試合当日はスタンドから応援の様子をリポートしました。
生まれて初めて甲子園球場を訪れ、ツタに覆われた球場を見あげた感動は忘れません。