ページの本文へ

にいがたWEBリポート

  1. NHK新潟
  2. にいがたWEBリポート
  3. 新潟 人口減少続き転出超過 全国4番目の規模 出雲崎や湯沢は+

新潟 人口減少続き転出超過 全国4番目の規模 出雲崎や湯沢は+

新潟市・長岡市の転出超過は700人超 上越市・柏崎市は400人超
  • 2023年02月02日

新潟県の去年の人口は転出が転入を上回る「転出超過」となりました。「転出超過」の規模は全国で4番目に多く、人口の流出をどのように食い止めるか実効性のある方策が求められそうです。

転出超過 全国でも4番目の多さ

総務省が住民基本台帳に基づいてまとめた外国人を含む去年1年間の新潟県全体の人口の動きは
▼転出が2万8626人、
▼転入が2万2796人と
転出が転入を5830人上回る「転出超過」となりました。

都道府県別では、広島県(9207人)、愛知県(7910人)、福島県(6733人)に次いで全国でも4番目に多くなっています。

市町村別では ※単位はいずれも「人」

県内の市町村別にみると「転出超過」だった自治体は
▼最も多い新潟市が754人、
次いで
▼長岡市が737人、
▼上越市が487人、
▼柏崎市が482人、
▼十日町市が399人などとなっています。

一方、転入が転出を上回る「転入超過」だったのは3つの自治体にとどまり、
▼出雲崎町が19人、
▼湯沢町が12人、
▼刈羽村が3人となっています。

【転出超過】

新潟市 

754

長岡市

737

上越市

487

柏崎市

482

十日町市

399

村上市

345

南魚沼市

274

三条市

237

加茂市

225

魚沼市

215

五泉市

211

妙高市

203

佐渡市

195

新発田市

192

糸魚川市

131

見附市

129

胎内市

102

阿賀町

95

小千谷市

87

津南町

68

聖籠町

66

阿賀野市

65

田上町

52

関川村

48

燕市

39

弥彦村

22

粟島浦村

4

【転入超過】

出雲崎町

19

湯沢町

12

刈羽村 

3

重い課題 知事の受け止めは? 

「花角英世オフィシャルサイト」より

去年の県知事選挙で「選ばれる新潟」を掲げて再選した花角知事は県の行政運営の基本方針となる「総合計画」に「住んでよし、訪れてよしの新潟県」というフレーズを盛り込み、若い世代の県外流出を抑え、Uターンや県外からの移住者を増やしたいとしていますが、地方分散の流れをつかみきれない形で人口の流出が続いています。

この結果について花角知事は2月1日の定例会見で「残念なことだ。人口の減少は地域の体力を奪うことになるので、なんとかしなければという思いは一貫して持っている。人の移動は単純ではないが、『選ばれる新潟』ということを掲げているので、働く場所、新しくチャレンジする場所として新潟が選ばれるように、地域や企業の魅力づけにいっそう取り組んでいきたい」と述べました。

また県の担当者は「他県では地方分散の流れをとらえて転入超過に転じている自治体もある一方で、新潟県はいまだ流れをつかめていない状況だと受け止めている。女性や子育て世代を念頭に、新潟の情報発信や流入の増加などに取り組んでいきたい」と話しています。

人口の自然減だけでなく社会減についても「即効薬」はなく、県だけでなく市町村や民間も連携して粘り強く情報発信や対策を続ける必要があります。私たちも、県内の課題や人口増に向けた取り組みの取材・発信を通じて、この問題に向き合っていきたいと思います。

  • 野口恭平

    新潟放送局 記者

    野口恭平

    2008年入局 徳島放送局、報道局経済部を経て新潟放送局へ。幼いころから南魚沼市で年末年始を過ごす。現在は経済を担当。

  • 藤井凱大

    新潟放送局 記者

    藤井凱大

    2017年入局。函館放送局、札幌放送局を経て、2022年夏に新潟放送局に赴任。
    現在、県政キャップとして行政の取材などを担当。

ページトップに戻る