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水道管が凍結したら…NHKアナウンサーが実体験を公開!

防災士狩野アナの体験記
  • 2023年02月02日

37歳で初めて経験した水道管の凍結。私が実際にとった行動を時系列でまとめました。もしあなたの家の水道管が凍結してしまったらぜひこの経験を参考にしてみてください。

1月24日(火)夜

夜勤のため22時に帰宅。水はいつもどおり全て出ていた。

1月25日(水)午前

8時に起床。キッチン、洗面台、風呂、トイレ、洗濯機、家の全ての蛇口から水が出ない。マンションはオール電化で給湯器付き。管理会社は水曜が定休日なので水道局に電話したが、やはり管理会社に問い合わせてほしいとのこと。そこで以下の対策を行った。

  1. 蛇口にタオルを巻いてお湯をかける
  2. 給水管、給湯管をドライヤーであたためる
  3. 暖房で部屋をあたためる

3時間ほど行ったが水が出る気配は全くなかった。

1月25日(水)午後

13時ごろ。ダメ元で定休日の管理会社に電話すると音声ガイダンスで緊急のコールセンターの番号を入手できたので早速連絡。20分ほどつなぎっぱなしにしてようやくコールセンターの担当者と話すことができた。事情を引き継いでもらい管理会社からの連絡を待つことに。水道管の凍結に関する相談が多くすぐに連絡できるかわからないとの回答だった。

15時ごろ。不安を抱えた中で定休日だった管理会社から連絡が来る。改めて事情を説明し修理業者の手配をお願いすると手配を約束できるのは金曜日とのこと。費用もかかることから、まずは「水道メーター付近の発泡スチロールを外して水道管に50度くらいのお湯をかけてみてほしい」と提案された。

1月25日(水)夜

22時ごろ。帰宅しわずかな望みを胸に水を出してみるが全ての場所で水が出ない。
そこで管理会社から提案された対策を実施。

  1. まずはキッチン、洗面台、お風呂の蛇口を全開に。
  2. やかんに水を入れて沸かし、指を入れて少し熱いくらいの温度に調整。
  3. 部屋の外にある扉をあけ、水道メーターを確認。
  4. 水道メーター付近の発泡スチロールを外す。
  5. 給水管、給湯管につながる2つの水道メーターやその付近の水道管にお湯をかけ続けた。

かけたお湯は約3リットル。一気にかけるのではなく、1リットルほどかけたら5~10分ほど間隔を空けてさらに1リットルをかける。3回繰り返したところでキッチンの水が少しずつ出てきた。そして間もなくキッチンの水の勢いが増してきた。すると風呂や洗面台の水も出始め、トイレ・洗濯機にも水が流れるようになった。気付けば23時、1時間ほどの格闘だった。

発泡スチロールで保温されている水道メーター付近
発泡スチロールを外すと水道メーターが出てくる
さらに外した状態
むき出しになっている部分にお湯をまんべんなくかけた

新潟市水道局によりますと、私が行った対策に誤りはないとのことでした。その上で「熱湯をかけると水道管が破裂する恐れがあるので十分注意してほしい」ということです。対策としては「水道管にタオルを巻きつけて40~50℃くらいのお湯をかけると効果がある。そのままかけてもよいがタオルを巻きつけたほうがお湯が留まるので効果が高い。温度はお風呂より少し熱いくらいが目安。かける場所は水道管に加えて、水が溜まっている水道メーターの下部分にかけるとよい」とのことでした。

上記対策は蛇口でも通用します。給湯器のある家は給湯器の温度を上げても凍結を解消できるということです。また外した発泡スチロールは元に戻すことも忘れないようにしてください。

24~25日の新潟市の気温は?

初めて経験した水道管の凍結。気になって24~25日の新潟市の気温を調べてみた。

24日は10 時ごろから寒波の影響で気温が急降下。帰宅した22時台にその日の最低気温-4.6℃(22:48)を観測。そして私が寝ていた25日4時48分には-5.8℃を観測。この気温が25日の最低気温だった。ちなみに25日の新潟市は最高気温が氷点下の真冬日となった。

今回は水の備蓄も功を奏しました。風呂に水をため忘れた時にも役立ちます。もしあなたの家の水道管が凍結してしまったらぜひこの経験を参考にしてみてください。

防災士狩野アナの記事はこちら

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  • 狩野史長

    新潟放送局 アナウンサー

    狩野史長

    青森、長崎、鳥取、大阪を経て現在は新潟放送局で「新潟ニュース610」や「金よう夜きらっと新潟」のキャスターを担当。2019年防災士の資格取得。東日本大震災や熊本地震、鳥取県中部地震、大阪府北部地震、西日本豪雨、東日本台風などの現地取材多数。「ちょこっと防災そなえドキ」をプロデュース。

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