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『上中下越に佐渡(さぁ~ど~)ぞ!』新潟県見附市

  • 2022年12月26日

見附市

新潟県の37市区町村の魅力をお届けする「上中下越に佐渡(さぁ~ど~)ぞ!」。第29回は新潟県の真ん中、見附市です。見附市といえば国内有数のニットの産地として知られています。また、刈谷田川を舞台の行われる大凧合戦は360年もの歴史があります。

見附市街路樹イルミネーション

今回紹介したのは見附市の中心部を彩る「街路樹イルミネーション」。見えなくなるまで青い光が続いています。その距離は1.3キロ! 県内最長級だそうです。

写真提供:見附市

市民の皆さんは仕事や買い物からの帰りに、歩いて、また車でこの道を通って癒されるのだと話していました。市役所の前の広場にはハート型やドーム型のイルミネーションが並び、フォトスポットとして人気です。

放送当日もお隣の長岡市から生後2カ月の赤ちゃんを連れてきていたご家族が。まさに見附の冬の風物詩です!

市民の手作り

今年で17年目を迎えるこのイルミネーションには見附市の皆さんの思いが詰まっています。市民のボランティアが中心になって取り付けを行っているんです。11月下旬の土曜日、朝9時から50人ほどが集まり作業に当たりました。1.3キロの街路樹に針金で電飾を括り付ける作業を見ていると、驚くほどの手際の良さ! 皆さん黙々と取り付けていきます。17年という長い間、市民の手によって行われてきたからこその技術だと感じました。取り付けには地元の小中学生も参加しました。子どもたちが担当したのは街路樹より背の低い生垣のイルミネーション。真剣な表情で取り組んでいました。

長年、大人も子ども力を合わせてきましたが、新型コロナの感染が広がった影響で、2020年は子どもたちの参加は見送られました。しかし2021年からイルミネーションを継承するため募集が再開されたそうです。参加した中学生は「小さいころからずっと見てるので、今年もいつも通りに点灯して、みんながきれいだなって思ってくれたらうれしいです。」と話していました。

水害と地震…青い光に込めた思い

このイルミネーションが始まったきっかけは災害から立ち上がろうとする市民の思いでした。今から18年前の2004年、「7.13水害」と「新潟県中越地震」が起こり、見附でも大きな被害がありました。

2004年に掲げられたメッセージ

井上貴之さん
二つの災害で街の雰囲気も人の心も暗くなってしまった。少しでも明るくしたいと実行委員会が立ち上がったのが「見附市街路樹イルミネーション」の始まりです。子どもたちの代まで続けていきます!

災害を乗り越えようという市民の思いが込められたイルミネーション。この経緯を知ると、より一層輝いて見えました。

中継に妨害が!?

美しいイルミネーションの魅力をたっぷりとお届けした今回の中継。いつものように恒例の掛け声で終わろうとした矢先…異変が!?

「フッハッハッハッハッハッハッハ…よーく聞け! 余の名はヘンゴッタ! 秘密陰謀組織ハイドの司令官である!この中継を妨害し、見附市イルミネーションの魅力を伝えられなくしてくれるわ。今から、このカンペ出しの職員をめちゃくちゃにしてやる!」

なんと、見附市の平和を脅かす秘密陰謀組織ハイドの司令官「ヘンゴッタ」にカンペ出しの職員が襲われてしまったのです!  このままではカンペが出せない…その時。

「そうはさせるかっ! 見附市の中継の邪魔はこの俺が許さん!」

現れたのは見附市を守る光の戦士「放浪光使ミツケンバー」。中継を守るべく、ヘンゴッタと戦います。「行くぞ!  必殺! ミッカッタースラッシュ!!」
「グア~!!」

ミツケンバーのおかげで、あと一歩のところで中継が守られました。
ミツケンバーは見附市のヒーローとして、このイルミネーションも長年守っているんだそうです。
「もしまた悪い奴らが現れたら、俺の名前を呼んでくれ! 必ず駆けつけるからな!」

ミツケンバー かっこいい…。
皆さんも、見附で陰謀組織ハイドの襲撃にあったら、ミツケンバーを呼んでくださいね。

イルミネーションと正義のヒーローが光輝く見附市にみなさんも「さぁどうぞ!」

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