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大雪から命を守る「一酸化炭素中毒に注意!」死に至るケースも

ちょこっと防災そなえドキ NHKニュース・防災
  • 2024年03月21日

大雪の時は車の中などでの一酸化炭素中毒による事故に注意が必要です。エンジンの排気ガスには有毒な一酸化炭素(CO)が含まれています。一酸化炭素は無色・無臭のため異常に気づきにくく最悪の場合死に至るケースもあります。一酸化炭素中毒を防止するために最も重要なのが「マフラーの周辺を定期的に除雪すること」です。一酸化炭素中毒のこわさを正しく知り事故防止に生かしましょう。そしてこの情報を知らない人がいたらあなたがその人に伝えてあげてください。

こちらはJAF(日本自動車連盟)が車のエンジンをかけてボンネットの上まで雪をかぶせた状態で行った実験です。マフラー周辺を除雪していない場合は(上図の左)、20分ほどで一酸化炭素の濃度が「3時間で死亡に至る値」まで上昇しています。一方でマフラー周辺をこまめに除雪した場合は(上図の右)、濃度は大きく変化しませんでした。下図は車内の一酸化炭素の濃度変化を示したグラフです。

2022年12月20日柏崎市で、自宅の前の雪に埋もれた車の中で27歳の女性が死亡しているのが見つかりその後の警察の調べで死因は一酸化炭素中毒と確認されました。女性の自宅は大雪で停電が続く地域で車のエンジンのスイッチは入った状態になっていました。

JAFでは以下のように呼びかけています。

・立往生などで車の中にとどまる際にはできるだけエンジンを切る
・除雪用のスコップや毛布などを車内に用意する
・暖房などのためにエンジンをかける場合はマフラーのまわりをこまめに除雪する

また発電機の排ガスにも一酸化炭素が含まれています。注意してください。
2022年12月20日柏崎市で、家の玄関で発電機を使っていた家族4人が体調不良を訴え病院に搬送されました。一酸化炭素中毒の可能性があるということです。

NITE(製品評価技術基盤機構)が行った室内で発電機を使った実験です。

時間が経過するにつれて一酸化炭素の濃度が上がり、およそ8分後には「2時間で死亡する値」を超えました。発電機は室内ではなく屋外で使用するようにしてください。

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  • 狩野史長

    新潟放送局 アナウンサー

    狩野史長

    青森、長崎、鳥取、大阪を経て現在は新潟放送局で「新潟ニュース610」や「金よう夜きらっと新潟」のキャスターを担当。2019年防災士の資格取得。東日本大震災や熊本地震、鳥取県中部地震、大阪府北部地震、西日本豪雨、東日本台風などの現地取材多数。「ちょこっと防災そなえドキ」をプロデュース。

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