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『上中下越に佐渡(さぁ~ど~)ぞ!』新潟 湯沢町

  • 2022年06月24日

湯沢町

新潟県の南部に位置する湯沢町。人口は約7,900人。

緑豊かな時期はトレッキングやキャンプ、川遊びなどのレジャー、冬場はスキーやスノーボード、そして年間通じて楽しめる温泉が魅力の新潟県きっての観光地です。

湯沢の“湯”はどこから?

湯沢町の温泉街は昭和6年の上越線開通をきっかけに発展しました。
しかし、温泉自体の歴史は古く、約900年前に沢沿いに湧き出る湯が偶然発見されたと言われています。
今回、私たちはその源泉を特別に見学させていただきました。
入口の扉を開くと、手彫りのトンネルが数十メートルにわたって続いていました。中は真っ暗で温泉臭のする熱気に包まれています。

細いトンネルを汗だくになりながら進み続けると…ついに越後湯沢温泉の「源泉」にたどり着きました! 地表から染み出した温泉が4畳ほどくぼみに溜まっています。

発見された900年前、もしかするとそれよりも前から、この場所で絶え間なく湧き続ける温泉。
とても神秘的な光景でした。

歴史ある温泉を守るのは?

貴重な温泉を守り続けてきたのは地元の人々でした。
この日行われていたのは年に2回の湯の花を取り除く作業です。温泉成分の塊である湯の花は、それ自体に害はありませんが、放っておくと温泉を運ぶパイプが詰まる原因になるといいます。

作業員の方々はブラシで壁や天井をこすり、落ちた湯の花をざるですくって取り除いていきます。
そこにいるだけでも熱さで息苦しい空間で、45℃ある源泉に半身つかりながら作業する方々に、私たちは心から尊敬の念を抱きました。

川端康成が愛した旅館では

続いて、先祖が源泉の発見したのをきっかけに開業したという温泉旅館に伺いました。この旅館には、かつて小説家 川端康成も宿泊し、「徹夜の後の無理で病んでも直ぐよくなる」と妻に宛てた手紙に書き残しています。

37代目湯守りの高橋五輪夫さんは、貴重な温泉をかけ流しで提供するためにある工夫をしているといいます。
それは浴槽を小さめに作ること。約45℃の源泉はパイプを通る過程で冷え、人肌にちょうどいい温度になって浴槽に注がれます。ただし、欲張って浴槽を大きくすれば必要な湯量は増え、温度もぬるくなるため加温が必要になります。高橋さんは、自然の恵みに見合ったお風呂にすることで未来に温泉を残し続けていきたいと話していました。

歴史ある湯沢の湯の裏側には、同じくらいあったかな人々の思いがありました。
みなさんも湯沢町に「さぁ~ど~ぞ!」

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