『上中下越に佐渡(さぁ~ど~)ぞ!』新潟 刈羽村
- 2022年06月15日
刈羽村
新潟県のほぼ中央の日本海側に位置する刈羽村。一部、長岡市に接した飛び地をもつ人口4,300人余り。総面積26.27平方キロメートルの村です。
村の名所には華やかな桃畑。春になると一面にピンクの花々が咲き誇り、夏にはとっても甘い桃が収穫されます。また、海岸側には柏崎刈羽原子力発電所が立地しています。
そんな刈羽村。実はある意外な陸上競技が長年、盛んに行われ、競技者や指導者が県内外から集まる場所です。
棒高飛び!
短距離走、マラソン、高跳び、幅跳び…世の中に数多くの陸上競技あれど、とりわけなじみがなくオリンピックなどテレビ以外での見ることがない競技、それが「棒高跳び」。
村唯一の中学校、刈羽中には全国的にも珍しい「棒高跳び」の設備があります。
公共の陸上競技場や陸上の強豪高校ならいざ知らず、全校生徒100人に満たない普通の公立中学では、まずお目にかかれない設備です。
過去何人もの全国大会出場者を輩出してきた刈羽中の棒高跳び。その歴史は古く、学校には60年前の生徒の白黒の写真や表彰状も残っています。
うそか誠か、村には「俺は竹竿の時代に4メートルを跳んだ!」と話すお年寄りが多数いるそうです。
(※中学生の全国大会優勝記録が例年4m50cm前後)
大会前や夏休みになると近隣の中学や県外の強豪校も練習しにくるそうで、去年の冬休みには県内の競技者、指導者をはじめ福岡や静岡など遠方からも集まったそう。
2022年3月に名伯楽、中林先生がコーチとして戻ってきてから、本格的な指導を受けてぐんぐんと記録を伸ばしている中学生達。
1年生には、まだ指導を受け始めて2ヶ月ばかりなのにもう2メートル後半を跳ぶが選手が現れるなど期待が集まります。
知られざる棒高跳びの中心地「刈羽」。ここから未来のオリンピアンが生まれるかも知れませんね。注目です!