『上中下越に佐渡(さぁ~ど~)ぞ!』新潟 糸魚川市
- 2022年04月26日
糸魚川市
新潟県にある37の市区町村の魅力をお届けする『上中下越に佐渡(さぁ~ど~)ぞ!』。第2回は上越地方の糸魚川市です。糸魚川市は県の南西部、富山県との県境に位置しています。
人口はおよそ4万人です。日本列島を東西に分ける「フォッサマグナ」で知られ、多くの貴重な地形や地質に恵まれています。
ただのヒラメじゃない!
そんな糸魚川市で私たちが着目したのが県立海洋高校。水産を学ぼうと全国から生徒が集まっています。
ここに通う生徒たちによって約30年にわたって行われているのが「ヒラメの養殖」。しかし、ただのヒラメじゃないんです。その名も「ワインヒラメ」!
エサに、お隣の上越市のワイナリーに譲ってもらったぶどうの搾りかすを混ぜて育てています。糸魚川の新しい名産を作ろうと、2021年度から養殖が始まりました。
ぶどうのポリフェノールで抗酸化作用が上がり、鮮度長持ち!歯ごたえがよくなり、ぶどうの色素でほんのり桜色の身になったそうです。リポーターの浦井も、お刺身をいただきました。
ぷりっぷりでおいしい!!
このとき食べたヒラメ、中継ではお伝えできませんでしたが放送直前に水槽から上げて、板前さんがその場でさばいてくれたんです…!なんて贅沢
本番に強いヒラメ?
一つ裏話。中継の冒頭でエサを元気よく食べるヒラメをお伝えしましたが、実は本番まではエサを水槽に入れてもうんともすんともしなかったんです。水温が低いとエサになかなか食いついてくれないらしく、担当の先生も「本番も厳しいかな」とおっしゃっていました。
しかし!本番直前から徐々にエサに食いつくようになり、本番は上の動画のように素晴らしい食べっぷり!お伝えしてる私たちが一番びっくりです。本当によくわかってるヒラメたちで助かりました。
ここで育てられたワインヒラメは、ことしの冬ごろから高校と関わりの深い上越市内のイタリア料理店や日本料理店で提供されるそうです。ワインや日本酒と一緒に、ぜひいかがでしょうか?
魅力いっぱいの糸魚川市へ、みなさんも「さぁ~ど~ぞ!」
4月13日放送
リポーター:企画編成 浦井善史
カメラマン:記者 本間祥生