ページの本文へ

にいがたWEBリポート

  1. NHK新潟
  2. にいがたWEBリポート
  3. 災害時 生きるために水の備えを 断水時に困らないための対策

災害時 生きるために水の備えを 断水時に困らないための対策

ちょこっと防災そなえドキ NHKニュース・防災
  • 2024年03月20日

いざという時のために今日からできるちょっとした備えをご紹介します。今回は「生きるための水の備えを」です。(動画2分20秒)

2リットルのペットボトル6本は、災害時4人家族で何日分?                            

大きな地震が起きると断水し日常の水の確保ができなくなります。段ボール1箱分、2リットルのペットボトル6本は、災害時4人家族で何日分になると思いますか?

答えは、わずか1日。                                      想像以上に飲み水は多くの量が必要となります。

人が生きていくためには1人1日約3リットルの水が必要だといわれています。家庭では最低3日分できれば1週間分の飲み水を用意しておくとよいでしょう。水だけでなくいつものジュースやお茶も含めて備えておくとリフレッシュ効果も期待できます。スーパーなどでまとめ買いし飲んだ分を買い足していく「ローリングストック」がおすすめです。

2007年の新潟県中越沖地震の時には、水道施設や水道管が被害を受け柏崎市と刈羽村のほぼ全域、4万世帯が断水する被害が出ました。こうした大規模災害では水道施設の被害による断水が起こるほか、井戸や湧き水があっても地震の後は水が枯れたり濁ったりして使えなくなる被害も報告されています。また水道施設が被害を受けなくても、マンションの場合は停電によって給水ポンプが停止し水道が使えなくなるケースもあります。

さらに給水車が水を配るようになってもその数は限られ長時間列に並ぶ負担が大きく、混乱を軽減するためにもそれぞれ家庭での備えが大切です。

狩野アナの防災記事はこちら

ほかのおすすめ記事

  • 狩野史長

    新潟放送局アナウンサー 防災士

    狩野史長

    青森、長崎、鳥取、大阪を経て現在は新潟放送局で「新潟ニュース610」や「金よう夜きらっと新潟」のキャスターを担当。2019年防災士の資格取得。東日本大震災や熊本地震、鳥取県中部地震、大阪府北部地震、西日本豪雨、東日本台風などの現地取材多数。「ちょこっと防災そなえドキ」をプロデュース。

ページトップに戻る