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私たちは誰もが災害の危険と隣り合わせで生活していると言っても過言ではありません。防災情報の基礎知識や「いざ!避難」という時にとるべき対応を分かりやすく解説しています。

水害 台風 避難 知識

「雷(カミナリ)」対策 落雷の注意点は?

ゴロゴロという雷の音は危険が迫っているサインです。屋外でスポーツやレジャーをしている人は、すぐに建物や車の中に避難してください。落雷から身を守る方法をまとめています。

各局の防災ニュースや解説で放送された内容です

目次

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    広場から離れる 木には近づかない

    人に雷が落ちやすいのは、グラウンド、ゴルフ場、キャンプ場など開けた場所です。雷を呼び寄せないようにバッドや釣り竿などは突き出さないで下さい。雨宿りしようと木の下に入るのも危険なので止めて下さい。

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    雷が落ちやすい木の近くは実は危険です。4m以上離れてください。野外フェスや花火大会の会場も要注意です。「せっかく場所を取ったから」と考えず、会場を離れる決断をしましょう。

    雷の音が聞こえたら建物や車の中へ

    雷雲の大きさは数十キロもあり、ゴロゴロと雷の音が聞こえた時は、あなたはすでに雷雲の下にいます。いつ雷が落ちてきてもおかしくありません。すぐに建物や車の中に避難して下さい。雷の音が聞こえている間は屋外での行動は控えて下さい。

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    建物や車の中は基本的に安全ですが、軒下は危険です。屋外での活動を再開する場合には 「雷鳴が30分聞こえない(30分ルール)」を目安にしましょう。

    最後の手段は「雷しゃがみ」

    屋外にいてどこにも逃げ込む場所がない時は「雷しゃがみ」で身を守ってください。電線の下だとリスクを下げることができます。雨宿りしようと木の下に入るのは止めて下さい。

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    「雷しゃがみ」のポイントです。➀姿勢は低く②足をそろえる③耳をふさぐ④つま先立ちです。

    万が一、 落雷をうけた人がいる場合は、安全を確保した上で直ちに心臓マッサージをしてください。

    大阪放送局 災害担当記者 藤島新也


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