東京都 コロナ
医療提供警戒レベル 最も深刻から1段引き下げ

2023年2月2日

新型コロナの感染状況などについて東京都内の分析結果が公表され、入院患者数が減少していることなどから、医療提供体制の警戒レベルが最も深刻なレベルから1段引き下げられました。

都は2月2日、都内での新型コロナの感染状況と医療提供体制について、専門家によるモニタリング項目の分析結果を公表しました。

それによりますと、2月1日時点で入院患者数は、前回の1月25日時点に比べて663人少ない、3161人だったということです。

一方、専用の病床使用率は45.5%と、確保病床数が減ったため、前回に比べて3.5ポイント上昇しました。

専門家は「入院患者数は継続して減少しているが、救急医療のひっ迫は継続しており、通常の医療体制はいまだ影響を受けている」と分析し、4段階ある警戒レベルのうち、医療提供体制については、最も深刻なレベルから1段引き下げたものの、上から2番目としました。

また、新規感染者数の7日間平均は3999人と、前回に比べ2000人程度減少しましたが、「十分に下がりきらない状況から再び増加に転じないように、引き続き感染防止対策を徹底する必要がある」として、感染状況の警戒レベルは上から2番目を維持しました。