先月の児童や生徒の感染
全国で9万8000人超 去年最多の2.6倍に

2022年2月15日

1月、新型コロナウイルスに感染した児童や生徒は、全国で9万8000人を超え、これまでで最も多かった2021年8月の2.6倍以上に上ったことが、文部科学省の調査で分かりました。

文部科学省によりますと1月1か月の間に感染した児童や生徒などは9万8425人で、内訳は、小学校が5万1535人、中学校が1万8225人、高校が2万4091人、それに幼稚園が3576人、特別支援学校が998人となっています。

これはこれまでで最も多かった2021年8月の3万7333人の2.6倍以上に上ります。

また、感染経路は小中学校、高校などのいずれも「不明」の割合が最も多く、これまで「家庭内感染」が大半を占めていた小学校で59%、中学校でも55%に上っています。

高校では「不明」の54%に次いで、「学校内感染」が22%を占め、中でも部活動での感染が多いということです。

一方、1月、感染者が出たことで学級閉鎖や学年閉鎖、臨時休校のいずれかの対応をしたという報告があった学校は3537校で、全体のおよそ18%に上っています。

文部科学省は、「学校でも感染が増加しており、感染経路不明の割合が増えていることから、学校や関係省庁と連携し感染対策の徹底に取り組む」としています。