第90回 課題曲
中学校の部
課題曲制作
Official髭男dism
メンバー:藤原聡(Vo&Pf)、小笹大輔(Gt)、
楢﨑誠(Ba&Sax)、松浦匡希(Dr)
2012年結成、愛称は「ヒゲダン」。このバンド名には髭の似合う年になっても、誰もがワクワクするような音楽をこのメンバーでずっと続けていきたいという意志が込められている。
2015年4月1stミニアルバム「ラブとピースは君の中」をリリースし、デビュー。
2018年4月Major 1st Single「ノーダウト」でメジャーデビューを果たした。様々なジャンルをルーツとした音楽で全世代から支持を集め続けている。
藤原聡さんからのメッセージ
良い日もあれば悪い日もあるし、良い時間もあれば悪い時間もあるのが、人生ってチェスボードみたいだと、ふと思ったことがありました。
生きている限り、ゲームオーバーはないし、本当は勝ち負けもないのかもしれません。
でも、そう簡単に割り切れるものじゃないのが人生だったりします。
その面倒くささも、自分を形作っていくかも知れません。
この曲には、さまざまな価値観の人がこの世界という馬鹿でかいチェスボードの盤上で
生きているということが、ただただすばらしく、愛おしいという思いもこもっています。同じ時代に同じ盤上にいる同士であるみなさんに、幸せがたくさん降り注ぎますように。悲しみを乗り越え、振り向くと、それさえも幸せに変わっていきますように。
中学校の部
課題曲合唱編曲
横山潤子(よこやまじゅんこ)(作曲家)
広島市出身。東京藝術大学作曲科卒業、同大学院修了。
和声・対位法を山田光生、ピアノを原田敦子、野口明子、作曲を浦田健次郎、丸田昭三、石桁眞礼生、松村禎三の各氏に師事。現在、合唱・室内楽作品を中心に作曲・編曲を数多く手がけている。主な合唱作品集に『笑いのコーラス』、『妖精の市場』、『たましいのスケジュール』、『ここに海があって』、『星の迷い子たち』、『未確認飛行物体』、『青のアルバム』、『その木々は緑』、『にぎやかな心』、編曲集に『九ちゃんが歌ったうた』、『時代 ~ 横山潤子編曲集 混声編』、『さんぽ』、『歌の翼に』など、多数。
これまでNコン課題曲は66回(1999年)小学校の部「ほほう!」、70回(2003年)中学校の部「白いページ」(編曲)、72回(2005年)中学校の部「花と一緒」、81回(2014年)高等学校の部「共演者」、84回(2017年)中学校の部「願いごとの持ち腐れ」(編曲)、86回(2019年)高等学校の部「僕が僕を見ている」(編曲)を担当している。
横山潤子さんからのメッセージ
“ヒゲダンさんワールド”を合唱でも楽しんでいただけ…るのでしょうか?このアレンジ…心もとない限りですが、この歌のメッセージに私も共感しながら合唱編曲させていただきました。
楽譜には、強弱やスラーなどをそれほど細かく書き入れていません。見慣れないものがその代わりに。演奏してくださる皆さんに、あれこれ想像することも もっと面白がってほしいから。そうやってみんなで創り上げていくこと、それには時間がかかることも、音楽の愉(たの)しみだと思うから。