ウラ話

『なつぞら』北海道レシピ ご家庭でもできるレシピをご紹介

『雪月』店主・小畑雪之助(安田顕)さんが劇中で作ったアイスクリームとホットケーキ。その優しい甘みを生かしたまま、ご家庭でも作れるようにアレンジを加えたレシピをご紹介します。

てんさい栽培の歴史がある十勝が舞台ということで、ホットケーキには“てんさい糖”を使いました。また、当時は薄力粉を入手しづらく、“小麦ふすま(小麦粒の表皮部分)”を使ってお菓子を作っただろうという設定で、ホットケーキは小麦粉とふすま粉をバランスよく合わせて作りました。
『なつぞら』料理監修・住川啓子さんのオリジナルレシピです。

泰樹さんの大好物!『なつぞら』オリジナルアイスクリーム
材料(作りやすい分量)
  • ・卵黄 2.5コ分
    ・砂糖 50g
    (※ドラマでは砂糖が手に入らず、はちみつを使いました)

    ・牛乳 250ml
    ・生クリーム 140ml
    ・はちみつ 大さじ1
    ・バニラエッセンス 少々

  • <その他 用意するもの>
    ・ブリキ缶
    ・木べら
    ・大鍋
    ・氷 約2kg
    ・塩 約500g
    ※鍋の大きさにより量は異なる。

作り方
  • ① ボウルに卵黄、砂糖を入れて、泡立て器で白っぽくなるまですり混ぜる。

    ② 小鍋に牛乳と生クリーム、はちみつを入れて、火にかける。中火にしてかき混ぜ、沸騰直前に火を止める。

    ③ ①のボウルに②を少しずつ加えながら泡立て器で混ぜ、うらごし器(または茶こし)でこして、粗熱をとり(氷水につけて、冷ますとよい)、バニラエッセンスを加える。

    ④ 用意したブリキ缶よりも大きい鍋の中央に缶を置き、そのまわりに細かくくだいたクラッシュ状の氷と塩を入れる。
    ※氷と塩はブリキ缶の口より2〜3センチ下になるように入れる。

    ⑤ ④のブリキ缶に、冷えた③を注ぐ。木べらなどで底から混ぜ続け、少しずつ固まりはじめたら、さらにしっかり混ぜ続ける。
    固まったら、タッパーなどに入れて冷凍庫でしっかり固めてから食べると美味しい。

【一手間加えると、もっとおいしくなります】

③の工程で、①のボウルに②を少しずつ加えながら泡立て器で混ぜ、小鍋に移す。弱火で木べらを使って混ぜ続けゆるいとろみがついたら火を止め、茶こしでこして、ブリキ缶に戻す。

このとろみが付いたものをアングレーズソースといい、この状態にしてからブリキ缶に入れて固めるとより滑らかなアイスクリームに仕上がります。口溶けもよく、おいしくなります。

※アングレーズソースとは、デザート用のソースなどにつかうとろみのあるクリームのこと。

★Point★

・③の工程の液をしっかり冷やしておくと固まるのが早くなります。

・ブリキ缶の周りの氷は、細かい方が缶をよく冷やすことができるので、早くアイスクリームになります。

バターたっぷりホットケーキ
材料(作りやすい分量)
  • ・小麦ふすま粉 80g
    ・薄力粉 100g
    ・ベーキングパウダー 8g
    ・卵 1コ
    ・てんさい糖(ビート) 25g
    ・牛乳 150ml
    ・塩 少々
    ・バニラエッセンス 少々

  • <シロップ>
    ・てんさい糖(ビート) 50g
    ・熱湯 50ml
    ・はちみつ 50g

    ・バター 適量

作り方
  • <下準備>
    ・小麦ふすま、薄力粉、ベーキングパウダーを合わせてふるいにかける。

    ・てんさい糖(ビート)に熱湯を入れてきれいに溶かす。ここにはちみつを加えて混ぜ合わせ、シロップを作る。


    ① ボウルに卵、てんさい糖、牛乳を入れて泡立て器でかきまぜる。

    ② 小麦ふすま、薄力粉、ベーキングパウダーを合わせてふるったものを①に加えて混ぜる。バニラエッセンスも加えて混ぜる。

    ③ 表面加工のフライパンを熱し、②を中央に流し入れる。弱火にかけ、生地の表面の泡が消えはじめたらひっくり返して1分ほど加熱して仕上げる。
    ※表面加工のフライパンでない場合は、薄くサラダ油をひくとよい。

    ④ 皿に盛り付け、バターをのせ、シロップをかける。

★Point★

・てんさい糖(ビート)がなければ、砂糖でもよいです。

  • 【バターを手作りするには】

    ① 乳脂肪分45%前後の動物性生クリームを密閉ビンに入れ、振り続ける。

    ② 水分とバターに分離したら、丈夫なキッチンペーパー又はフキンでしぼり、水気を切る。

小麦ふすまとは…?

料理監修の住川啓子さんにうかがいました。


小麦の皮の部分を“ふすま”と言います。胚乳部分は小麦粉となり、残りの表皮と胚芽は取り除かれます。取り除かれたものを粉にしたのが“小麦ふすま”です。“小麦ふすま”は食物繊維が豊富で、鉄分・カルシウム・マグネシウム・亜鉛・銅などのミネラルやビタミンが多く含まれており、栄養価が高い理想的な食材です。

しかし、“ふすま”は、薄力粉などと比べると、パサついたり、大味になったりしやすいため、おいしく食べるには工夫が必要です。そのため、今回のホットケーキは、小麦粉とふすまをバランスよく合わせて食べやすく仕上げています。

小麦ふすまは、健康と美容におすすめの食材。排泄をスムーズに促す働きがあるため、腸内環境を整えて便秘解消や肥満予防などにもつながりますよ。

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