Special コラム  十勝晴れ

【第22回】子どもと出かける十勝の風景

21週の「なつぞら」は、先週に続いて、出産と子育てのエピソードが盛りだくさん。働きながら子育てをするなつと一久。環境の変化に戸惑いながらも、懸命に小さな命と向き合う姿に、いろいろと感じ入る人も多かったのではないでしょうか。
いつの時代も、子育ては「わや」ですね!
※「わや」:十勝の方言で、にぎやかで大騒ぎな様子。てんやわんや。


とはいえ、親にとっても子育ては、たくさんの新しい発見を与えてくれるもの。
子どもと一緒に出かけると、同じ場所でも全く違う風景に見えることもあるのではないでしょうか。

十勝で子育てしていて感じるのは、十分な幅の歩道や、広さに余裕のあるつくりのお店が多く、子どもを連れて歩くときにとても助かるということ。そもそも東京のように人が多くないので、どこもそれほど混雑することはありません。スペースにゆとりがあることは、親や周りの人にとっても、心のゆとりにつながります。

今回は、そんな十勝で子育て中の人に聞いた「子どもと一緒に楽しめるお出かけスポット」を、イラストデザイナーYが紹介します。
子どもと一緒に、十勝を旅行する際の楽しみ方としてもオススメですよ。

帯広市内に、広い芝生の庭を持つパン屋さんがあります。
買ったパンをトレイにのせて、そのまま庭へ。テラス席やピクニックシートの貸し出しもあり、気軽に訪れてピクニック気分を楽しめるので、子連れお出かけスポットとしても人気です。
ちなみに、その敷地の広さはベーカリーとしては日本一だそう。

パン屋さんにはいろいろな世代の人が集まるので、偶然友達に会ったり、子ども同士で遊びはじめたりすることも。 身近に通えるパン屋さんにこうした場所があるのは、子育て世代にとってもありがたいことですね。

帯広市やその周辺には、自家源泉を持つ温泉の銭湯がいくつもあります。
泉質は、植物性の有機物を多く含み、世界的にも珍しいといわれる「モール温泉」。植物由来のまろやかなお湯は、入浴後には肌がすべすべになり、大人にも子どもにも大人気です。

いつもの家のお風呂とは違い、周囲に気を使う大変さもありますが、地元の人が子どもに声を掛けてくれるなど、人の優しさを感じられることも多いです。子育てしていると、そんなふれあいを持てる時間はとても貴重です。

十勝では、農家さんや酪農家さんが企画する、手作りのイベントも多いです。

特に多いのは、夏の盛りの7月〜8月。
菜の花やひまわり畑の迷路、牧草地での手作りフェスなど・・・自分の畑や牧場を舞台に、地元の人たちに向けて企画されているのも特長。子どもを連れて安心して出かけることができます。

広々とした畑や牧場が広がる十勝ですが、実際に畑に入れる機会は少ないので、こうしたイベントは子どもにも大人にも貴重な体験。
日々の農作業に忙しい中でも、地域や子どものことを考え、こうした場を作ってくれる農家さんたち。
これも、十勝に受け継がれる開拓スピリットですね。

各地の道の駅や観光案内所にも、こうしたイベントのお知らせが置かれているので、観光で遊びに来た方もタイミングが合えばぜひ訪ねてみてほしいです。通り過ぎるだけでは気づかない、十勝の魅力を感じられることでしょう。



何かと慌ただしい子育ての日々の中でも、一歩外にお出かけしたら、いろんな人が子どもの居場所を作ってくれていると思うと、とても心強いですね。
周りの人の気遣いに、張り詰めていた気持ちがほっとゆるんでいくことも。

みなさんも、おすすめの子連れお出かけスポットがありますか?

子どもと一緒に出かけることで、新たに感じることのできる十勝の魅力。
大人も子どもも楽しみながら、一緒に育っていけるような、そんなお出かけスポットがこれからも増えていってほしいですね。

BACK NUMBER コラム 十勝晴れ