Special コラム  十勝晴れ

【第16回】なんの足跡?
身近な動物たちの気配

十勝から東京へ戻り、短編映画の制作に打ち込むなつ。「なつぞら」15週の放送では、いよいよアニメーションづくりが本格化してきましたね。

アニメーションといえば、すっかりおなじみとなった「なつぞら」のオープニング映像。なつと動物たちが森を歩く姿を、全編アニメーションで描き話題となりました。
映像には、リス、シカ、キツネ、クマといった、どれも十勝ではなじみの動物が登場します。(映像はこちらでご覧いただけます。

今回は、そんな身近な野生動物たちの気配について、イラストデザイナーYが紹介します。

人間の生活圏と、森に住む動物の活動範囲が交わる十勝。
開拓の歴史の中では、動物たちの存在はとても身近なものでした。

現在でも、畑の近くや郊外の道を車で走っていると、
時折いろいろな野生動物に出会うことがあります。

そこで、オープニングのアニメーション映像に登場する動物たちにちなんで、
十勝における、リス、シカ、キツネ、クマの「身近度」をまとめてみました。
※身近度は、私たち個人の体験・感想によるものです。

北海道で多く見かけるリスはエゾリス。帯広市内の公園でもおなじみの生き物で、木から木へ、すばやく飛び移る姿をよく見かけます。

シカといえば、エゾシカ。帯広から釧路に向かう線路に頻繁に出没するため、列車の車内アナウンスで乗客に注意喚起があります。日暮れの山道などによく出没し、私たちも車で峠道を走っていたときに、大きな鹿が車の前に突然現れてびっくりしたことがあります。

本州の人にもおなじみのキタキツネは、畑の中を歩いているのを時折見かけます。キツネはエキノコックスという寄生虫感染の恐れがあることが知られ、学校では子どもたちに、近づいたりしないよう教えられています。

クマの話は、以前コラムでも紹介しました。ヒグマは大きな自然の力を感じさせる存在ですが、まだ出会ったことはありません。
※参照:コラム十勝晴れ【第8回】クマ出没注意!?

冬になると、雪が積もった畑や公園の広場などで、真っ白な雪原の上に、大小さまざまな足跡を見つけることができます。

ヒグマは冬眠をしてしまうので、雪の上に足跡を見つけることはなかなかありませんが、
エゾシカやエゾリス、野ウサギ、キツネなどは、雪の中でも元気に駆け回る姿が、その足跡から想像できます。

足跡は広い畑の上をどこまでも、果てしない大地の向こうへと続いています。

新緑の公園で、秋の夕暮れの峠道で、雪原の畑の上で… 夏も冬も1年中、さまざまな形で気配を見せてくれる動物たち。

身近な動物たちの存在は、私たちの住む世界が、十勝の豊かな自然とつながっていることを、改めて気づかせてくれるのです。

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