インタビュー

吉沢亮さん×山田裕貴さん×清原翔さん 『なつぞら』メンズCROSS TALK

吉沢「それは、いつものアツ〜い山田裕貴さんですね(笑)。」

-----役作りで工夫した点は?

吉沢:僕が演じる天陽は、同世代の人たちとは違う雰囲気がありますよね。台本の段階で1人だけ明らかに達観した感じがあるので、あまり大人っぽく見え過ぎない演技を意識してます。あと、やっぱり絵。時間があるときに絵の先生に教えてもらいました。実際やってみて、「あ、絵が好きだな」って思う瞬間もありました。

-----絵はもともと好きなんですか?

吉沢:絵は好きです。小さいときに漫画がすごく好きだったので、漫画の模写をやっていました。

清原:役作りで言うと、特に、酪農のシーンは、頑張りました。キャラクターとしては、根はいろいろ考えているけど、それを口にはあまり出さない不器用な青年だと意識しているくらいです。ありがたいことに、周りの方がすごい役者さんばかりなので。自分はただナチュラルに反応しているだけで、すごく作りこんでいるわけではないです。

-----酪農作業を演じるのはいかがでした?

清原:難しかったですね。干し草を持ちあげるとき、腰が入っていないって言われるんですよ…。あと一番難しいのは牛とのシーン。たまに牛の後ろ足がバーンって来たりするんです。酪農作業に慣れている役なので、そんなときも平然としてなきゃいけないじゃないですか。実際は緊張で心臓バクバクでした(笑)。

吉沢:動物は同じことをやっていても、体調によって言うことを聞いてくれないときもあるし、難しいです。

清原:牛、脱走したりしますもん。

山田:え〜、脱走するんだ。そんなことあるんだね。

清原:だから今の僕の課題は牛ですね…(笑)。

-----山田さんは生き物とは関わらずに?

山田:雪次郎は生き物ではなく、演劇となっちゃん(広瀬すず)にかなり関わってます。最初に「なつの生涯の親友」という設定を教えてもらったので、なっちゃんにとっての休憩所じゃないですけど、安心できる場所になれればと思ってやっています。あと、結構俳優を語るセリフがあるんですよ。それを芝居でやると…いつもの俺かなぁ?

吉沢:それは、いつものアツ〜い山田裕貴さんですね(笑)。

山田「天陽、かっこよくない?」
吉沢「かっこいいんですよ。(ドヤ顔)」

-----お互いの役でうらやましいところなどはありますか?

山田:天陽、かっこよくない?

清原:天陽とは2人のシーンもあって、「かっこいいなぁ、なんだよこの野郎!」みたいなところはありますよね(笑)。

吉沢:かっこいいんですよ。(ドヤ顔)

-----天陽役をやってみたいと思うことは?

山田:いや…できないです…って言いたくないですけど…(笑)。でも、吉沢くんだから、こういう天陽になるんだというのがとても分かるなぁ。

清原:確かに台本を読んだときと実際見るのでは、だいぶイメージと違ってましたね。

吉沢:どんなイメージだった?

清原:もう少し、子どもっぽいというか、高校生っぽいところがあるのかなと思っていました。

-----吉沢さんが演じる天陽は台本より柔らかい印象があります。

清原:セリフは結構クールだけどね。

吉沢:そうですね、柔らかさは意識したところです。でも、照男もかっこいいですよね。

清原:あ、うれしいですね、なんか。

山田:照男はなっちゃんにさ、さりげな〜く優しい部分を出していくじゃん?

清原:すごく不器用にですけどね…

山田:あれいいよね。

清原:照男はかっこいいというより、かわいさの方があると思うんですよね。義理の兄なので、なっちゃんと2人で話してるときは、和気あいあいとした感じ。とりあえず、かわいいんですよ!

-----かわいいがポイントですね(笑)

清原:不器用なところをかわいいなと思ってもらえたら。

山田:雪次郎は?

清原:いやいや、うらやましいよ。

吉沢:うらやましいよ。雪次郎って“愛されるだろうな感”はすごいある。山田君がやることで、良い感じの明るさがあって、それがすごくいいなと。もっとストレートな感じで熱い男かと思っていたんですけど、そうじゃなくて、ちょっと“ぽけ〜っとしてる感じ”というか(笑)。

山田:それ、狙ってたのよ。愛してもらえる男にするには、どうしたらいいんだろうって思ったときに、“ぽけ〜っと”してるのいいのかなと。

「雪月」というにぎやかなお菓子屋で生まれて、愛されて育って、“ぽけ〜っと”しても生きて来られた感じを出せたらと思ってやっていたので、それが伝わってうれしいです。

清原「好きでしょ〜。」
吉沢「いやでも…」
山田「いやぁ好きだべ!」

-----ところで、なつとの恋愛模様なのですが…照男の本心は…?

清原:照男はじいちゃん(草刈正雄)に言われて、なつのことを女性として見ようと若干は意識したと思うんですよ。でもやっぱり妹としてしか見られないというのが、本心だと思って演じています。家族愛としてだろうと。

山田:紙一重だよね、そういうのってね。大枠で言ったら愛だもんね。

-----なっちゃんへの恋愛感情をもつのは、天陽くんだけということなんですね?

吉沢:そうなんですかね…。天陽は小さいとき、なっちゃんに家族を助けてもらっているから、今度は自分が助ける番だと思ってるはずです。さらにやっぱり小さいときからずっと見ていて、すごく好きなんでしょうね。

-----天陽くんとなっちゃんは両思い?

吉沢:どうなんだろうな〜。なっちゃんは、違うと思うんですよ。なっちゃんは自分の気持ちに気づいてないと思うんです。「絵を教えてくれた憧れの人」みたいなところがあるんじゃないかな。

清原:好きでしょ〜。

吉沢:いや、でも…

山田:いやぁ好きだべ!俺は見たよ。今日撮ったシーンで2人の目が合った瞬間に、なんかキラキラした光線が見えたもん。「あぁ、い〜な〜、この2人。」って一瞬“素”に戻っちゃったもん(笑)。

-----それについては広瀬さんと話しはしてないですか?

吉沢:してないです(笑)。恥ずかしくないですか?

山田:好きなんだよね?って(笑)

吉沢:俺のこと好きなんだよね?って(笑)おかしいでしょ!

山田:それ、めちゃくちゃおもしろいな!

清原「最強なんですよね。」
吉沢「最強です!」
山田「最強!本当に。」

-----ヒロイン・広瀬すずさんはどんな女優さんだと思いますか?

吉沢:普通に役者として天才だと思います。芝居してる感じもあんまりしないし、普通のことを普通にやれちゃう人という感じがする。でも本人は普通の女の子という感じ。普通にかわいらしくて、現場でも“主演だから”という感じを出すわけでもなく、一人の俳優としてその場にいる。その感じがみんなに愛される“広瀬すず”って人なんだろうと思います。

山田:僕も今、言葉を探したんですけど、まさにその通り。普通に生きてることをお芝居でできるというか。それって一番難しい。僕はそれを追い求めて、「普通ってなんだろう」とか考えちゃうんですけど、そのまま存在できるのはすごいと思います。裏表もなく、自分が素直に感じたことを発したり、楽しんだり、普段も普通に生きてると思うんですよね。さっき、大勢のシーンを撮ってて、すずちゃんの隣に座ってたんですけど、「前見たら芸能人がたくさんいて緊張する!」とか言ってて。

清原:たくさん共演しててもそうなんですね…

山田:この感覚すてきだなと思って。普段と変わらない言葉になってセリフも出るからいいのかなと思いました。

清原:僕は、広瀬さんは最強だと思ってます。本当に敵がいないんじゃないかなというくらい。今回共演させていただいてリハーサルの時点ですごいと思っちゃって。自然体で演じられるんで、なんですかね。言葉が見つからないですけど…

山田:なんだろうね。

清原:最強なんですよね。

吉沢:最強です!

山田:最強!本当に。

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