インタビュー

ヒロイン・奥原なつ役 広瀬すずさん インタビュー

ヒロインと聞いて、
「わぁぁ!」って思いました。

巡り合わせとかあるのかなぁ。

ヒロインに決まったと聞いたとき、どう思いましたか?

「わぁぁ!」って思いました。朝ドラにはとても華やかなイメージがあって、そこに自分がいることはないと思っていましたし、予想外なタイミングでびっくりしました。
これまで朝ドラは、姉(広瀬アリスさん)が『わろてんか』に出演していたとき一緒に観たりしていました。他にも仲の良い女優さんがヒロインをやっていたこともあり、どのような題材の作品が放送されているかはなんとなく分かっていたのですが、小さいころからお仕事をしているせいか、朝ドラをちゃんと観た記憶というのは保育園のときの『てるてる家族』だけなんです。

-----え?『てるてる家族』って…

プロデューサーさんや監督さんや脚本の大森寿美男さんと初めてお話したとき、「どの朝ドラを見たことがありますか?」と聞かれ、大森さんが脚本を担当されたと知らずに「『てるてる家族』です!」と答えたんです。大森さんに「僕がやっていました…」と言われて、「あぁ、巡り合わせとかあるのかなぁ」とうれしくなりました!

行けーー!

人間!馬!いけーーー!みたいな。(笑)

6月の北海道ロケでは馬に乗るシーンが印象的でした。

何回かこちらの乗馬クラブで練習した後、レッスンで北海道に行ったんです。牧場に着くと早々に、乗馬指導の先生は私をすぐに馬に乗せ、深い森のなかを2時間くらい走ろうと言うんです。実際に私がドラマで乗る“アンディ”という馬だったんですが、すごいんですよ!斜面が急すぎて馬の上からでは足場がよく見えないところや、太い木が倒れているような荒れた道をすごいスピードで走ったりして(笑)。
一緒に走って頂いていた先生はそのとき、天陽くん(吉沢亮さん)の馬に乗っていました。並走するシーンがあるので、並んで走れるかどうか、慣れるための練習も兼ねていたそうです。

-----割とスパルタだったんですね。

乗馬クラブでの練習は、「パカッパカッ。はい、止まって〜。」というように、優しく馬を蹴って怒らせないような感じだったのですが、北海道では人間も馬も平等。「人間!馬!いけーーー!みたいな。(笑)」馬への接し方もファンキーで野性的。
(斜めに登る動作をしながら)もう、本当にこんなですよ、道が…。足場が本当に危うい場所なので、馬も足がガクってなって、乗っている自分も斜めになったりして…。それを2時間必死で練習したら怖いものがなくなった気がします(笑)。北海道に行ってからの方が、圧倒的にうまく乗れるようになりました。

6月はビシャ〜ビシャ〜。冬ロケはシャー。

牛の乳搾りも体験してみて、いかがでしたか?

乳搾りはとても難しいです。コツがあるんですよ。クランクインした昨年6月のロケのときは、乳が出るは出るんですけど、左手だけが弱かったりして、出る量も少なく、ビシャ〜ビシャ〜という感じでした。でも、今年1月の冬ロケに行ったら、半年間やっていなかったのに、練習の1回目からすぐに上手く搾れたので、自分でもびっくりしました。地元の方々にも「音が違う!」と拍手されて。出る乳の量が違うんですって。冬ロケのときは、音もシャーって感じでした。

-----大きな牛は怖くなかったですか?

動物は大好きなので、全然怖いとは感じません。こんなにも動物がたくさん出てきて、動物と本当にたくさん触れ合いながら自然の中で生きて行く姿を描くドラマというのはなかなかないですよね。大自然のなかで動物と毎日接する撮影は、すごく気持ち良かったし、とても楽しかったです。

何回見ても「じいちゃーーーん」

完成した1週目の番組をご覧になっていかがでしたか?

1週目は子役時代ですが、私はなつの気持ちがとってもわかるから、2回目や3回目を見て、すでに泣いてしまうんですよ。草刈正雄さん演じる泰樹さんと子役のなつが一緒に出かけるシーンを見るだけで、何回見ても「じいちゃーーーん」て泣けるくらい。
自分が演じるなつが“子供のころに泰樹さんにこんなことを言われた”という成長過程を、台本を読むだけでは見えていなかった景色を、映像でなつの目を通して実際に見ると、リアルな気持ちになれるというか。私が演じるなつはこんなすてきなエピソードの積み重ねで、そのベースが出来ているんだなぁと、1週目を見てすごく思いました。
泰樹さんは、なつにとってじいちゃんであり、師匠です。なつは“いつもじいちゃんのことを思っている人”という意識をずっと持ちながら、演じるようにしています。

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