かつてNHK奈良放送局は、興福寺の境内にありました。
現在、興福寺会館があるところです。

NHK奈良放送局の前身が開局してから80余年。
その歴史が象徴するように、
この地に住む人々にとっての憩いの場としても
長く親しまれてきた放送局です。

昭和初期から、平成、令和へと、
移りゆく時代を見つめながら奈良を伝え続けてきました。

そして、2020 年(令和二年)。
NHK奈良放送局は、鍋屋町から三条大路へ移転します。
奈良県コンベンションセンターのお隣で、平城宮跡からもほど近い、
奈良の歴史と未来を見つめるのに、ふさわしい場所です。
8K大型マルチディスプレー、番組公開ライブラリーを設けるなど、
地域のみなさんにも、ご家族連れのみなさんにもお楽しみいただける空間です。

物語を、奈良から。

奈良と歩む

それは、地域のみなさまとつながるNHKとして、
いつでも暮らしのそばに立つということ。

奈良を知る

それは、奈良に生きるすべての人の志を、
四季折々の美しさを、見つめ、
深く愛すということ。

奈良を伝える

それは、千数百年の歴史が育まれてきた、
奈良にある放送局だからこそできること。

奈良を受け継ぐ

それは、歴史と文化のたすきを
次の世代へとつなぎながら、
新たな奈良を育てていくということ。

私たちNHK奈良放送局は、記紀・万葉の生まれた地にあり、
日本文化の根源に光を当てることのできる放送局として、
その役割を問いつづけてきました。
風習、伝統、文化、それらが存在した情景や言葉、
そこに息づいていた人々のしなやかさは、
伝え続けなければ、失われてしまうものです。
それらが、無数の人の手をへて、奈良をつないできてくれたように、
私たちもまた、百年後、千年後にも語り継がれるような
“いまの奈良”を時代や世代を超えて、大切にしていきたいと思っています。
“文化”の語源は“耕すこと”。
過去から学ぶと同時に、未来を切り開くことでもあります。
この地のいかなる時代にも、一生懸命生きている人がいて、
新たな道を進むときには、支え助け合う心があったはずです。
今を生きる人を見つめ、奈良を、ひも解き、結び、
未来へ、世界へ、贈る。
それが、NHK奈良放送局の使命であり、願いです。

私たちNHK奈良放送局は、記紀・万葉の生まれた地にあり、日本文化の根源に光を当てることのできる放送局として、その役割を問いつづけてきました。
風習、伝統、文化、それらが存在した情景や言葉、そこに息づいていた人々のしなやかさは、伝え続けなければ、失われてしまうものです。
それらが、無数の人の手をへて、奈良をつないできてくれたように、私たちもまた、百年後、千年後にも語り継がれるような“いまの奈良”を時代や世代を超えて、大切にしていきたいと思っています。
“文化”の語源は“耕すこと”。
過去から学ぶと同時に、未来を切り開くことでもあります。この地のいかなる時代にも、一生懸命生きている人がいて、新たな道を進むときには、支え助け合う心があったはずです。

今を生きる人を見つめ、奈良を、ひも解き、結び、
未来へ、世界へ、贈る。
それが、NHK奈良放送局の使命であり、願いです。
NHK奈良放送局 新放送会館
新しい文化を吸収しながら発展する、
おおらかな精神性を受け継いできた奈良。

NHK奈良放送局は、
これからも奈良を見つめていきます。
三条大路から始まる、新しいNHK奈良放送局を
どうぞよろしくお願いします。

言葉とデザインに込めた想い

物語を、奈良から。

日常の暮らしの中の物語に目を向けること、
歴史の物語をひも解くこと、
そして、未来へ語り継がれる物語として
“いま”を記録すること。

この「物語」という言葉には、
NHK奈良放送局が発信していきたい
さまざまな情報への想いが込められています。

新会館の誕生にあたって、
これからも奈良県の皆さまとともに、
奈良を愛し、奈良と歩んでいくために、
NHK奈良放送局が大切にしていることを言葉に表し、
新たな文様に願いを託しました。

NHK奈良放送局 物語を、奈良から。 文様のデザインは、
奈良の山々や自然、奈良にゆかりの深い八咫鴉(やたがらす)、
身近な存在であり、幸運を運ぶとされる雀をモチーフに
奈良の発展とNHK奈良放送局の思いをかたちに込めました。

色は、飛鳥時代~奈良時代の身近にあった色や纏われていた服飾の色です。
NHK奈良放送局 物語を、奈良から。
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