
今年6月、愛知県内の公園で、20歳の女子学生が赤ちゃんの遺体を遺棄する事件が起きました。

本人によると、女子学生は「通学中に陣痛に襲われ、公園のトイレに駆け込んだ」といいます。

この場所で1時間半陣痛に苦しんだ末、1人で赤ちゃんを出産したということです。

女子学生は、その後、死体遺棄と保護責任者遺棄致死の罪で起訴されました。

検察側は「女子学生が、出産後に必要な保護をせずに放置したために赤ちゃんは死亡した」と主張。

これに対し、弁護側は「女子学生は大量の出血で意識を失い、気づいたときには赤ちゃんは既に亡くなっていた」などとして、保護責任者遺棄致死罪にはあたらないと反論する方針です。