全摘後、コンプレックスで外出すらイヤ…
そんな時に出会った装着式人工乳房
今回のテーマは乳房再建の2回目。人工乳房についてお伝えします。
これまで番組に寄せられた、たくさんのメッセージの中に、こんな一文が。
26歳の時にステージ2Bの乳がんが見つかり、左胸を全摘。胸がないことがコンプレックスとなり、恋愛はおろか外出することすらイヤになっていました。そんな時に出会ったのが装着式の人工乳房です。
装着式の人工乳房とはどんなものなのか。お便りを寄せてくれた三輪さんを訪ねました。
彼女は当初、再建手術を考えていましたが、放射線治療の影響で皮膚が伸びづらくなり、断念。
そんな時に出会ったのが、装着式の人工乳房でした。
すべてオーダーメイドで作られる人工乳房。ほくろや血管など、細かいところまで見事に再現されています。
“すごく嬉しかったです。なんか恥ずかしくなりました。
胸が片方しかないのに慣れて、胸が二つあるっていうのが、恥ずかしい気持ちになりました。”
人工乳房は、まず粘土で胸の形を作り、それを元に、シリコン製の人工乳房を製作。最後に体に合わせて色づけを行います。

驚きの転身、人工乳房製作者に
驚いたことに、三輪さんはスクールに通い、自分で自分の人工乳房を作りました。
さらに、なんとプロの製作者になっちゃったんです。
プロになって3年、これまで120人以上の人工乳房製作に関わったと言います。

“私が作ってすごく嬉しかったのがきっかけなんですけど、やっぱりその感動をたくさんの方に伝えたいし、実際に人工乳房を着けていると、乳がんだということを忘れられる瞬間もあるんですよ。元の自分に戻ったっていう。その気持ちをたくさんの方に伝えたいって思って。”
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