#乳がんダイアリー 矢方美紀

放送

第8回「乳房再建のこと」

長所とリスクをよく知って、再建しないことも選択

矢方さんは左胸を全摘した後、そのままにしています。
ただ将来的に気持ちが変わるかもしれない、とも考えています。
そこで、矢方さんは専門医を訪ね、「乳房再建」の手術方法や、そのメリット・デメリット、注意点など、気になることをたっぷりと伺いました。

自家組織による方法

(愛知医科大学病院 形成外科 梅本泰孝 医師)
“乳房再建の手術には大きく分けて二つの方法があります。一つは自家組織による方法。それからもう一つが人工物、要するにシリコン素材のものを使った再建です。”


自家組織による方法とは、お腹や背中などの皮膚や皮下脂肪を、胸に移植し乳房を作るものです。
自然な仕上がりが期待でき、メンテナンスもほとんど必要ありません。
その一方、難しい手術のため体への負担は大きく、新たな傷跡が残ることになります。



“傷の長さは測ってみると意外と長くて大体35~40センチ。”


(矢方さん)“背中もですか?”


“そうですね。”



人工物を使う方法


人工物を入れる方法は、まず風船のように膨らむシリコンを胸に入れ、そこに生理食塩水を注入。
膨らまして、皮膚を引き伸ばします。
およそ半年後、そのシリコンを取り出し、新たなインプラントに入れ替えます。
インプラントの中にはゲル状のシリコンが入っていて、とても柔らかいです。



しかしこの方法には合併症のリスクも。


“ひどい場合は痛みが出たりして手術をして治していかないといけない合併症に。
リスクと得られるものを、よく担当の先生と相談して、その上で選ぶのがいいかなと思います。“



「乳房再建への抵抗感が少し薄れた」


“今まで(乳房再建に)結構抵抗があったんですけど、その抵抗は少しなくなりました。
気持ちの変化があって、もし再建するってなった時は、今日のことも参考にしながら臨めたらなって思いました。“


【問い合わせ先】

一般社団法人 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会

電話:03-5291-6231(代)

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