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藤嶋健人 ドラゴンズ 筋トレで鍛え上げ 球速150キロへ

  • 2023年11月09日

中日ドラゴンズの藤嶋健人投手(25歳)は愛知県豊橋市出身。東邦高校からドラフト5位で入団した7年目の今シーズン、チームトップの56試合に登板して防御率1点07。プロ入り後で最高の成績を残した。さらなる高みを目指し、このオフに重点的に取り組んでいる筋力トレーニングの現場を取材した。
(NHK名古屋放送局 ドラゴンズ担当記者 猪飼蒼梧) 

さまざまな起用に抜群の安定感 手応えつかむ

藤嶋投手は今シーズン、リードされた展開や同点の場面それにさまざまなイニングでのマウンドと首脳陣の起用に応え続けた。その中で7月1日から9月16日にかけての登板で28試合連続無失点を達成。さらに終盤はけがで離脱したライデル・マルティネス投手に代わって抑えも務めた。4セーブをマークしたが、このうち9月21日のヤクルト戦に自身の成長を感じたという。9対8の9回ウラに登板しランナーを1人出したが無失点に抑えた。リードした場面で最後のイニング頭から投げて、セーブをあげたのは初めてだった。

9月16日の巨人戦で今シーズン初セーブをマーク

藤嶋投手
(9月21日のヤクルト戦では)ランナーを1人出してしまったんですけど、しっかりゼロで抑えて試合を締めることができた。今まで自分の中でできなかったことの1つなので殻を破れたと思います。

秋季練習免除の中、ウエイトルームに1人こもる

チームは10月に秋季練習を行った。その中で個別調整が認められた藤嶋投手はグラウンドには出向かず、本拠地・バンテリンドーム ナゴヤのウエイトルームで1人、汗を流し続けた。チーム屈指の筋トレ好きという藤嶋投手。体の部位ごとに日替わりで行う5種類のメニューを作り、筋力アップに取り組んだ。

10月は球場のウエイトルームで1人筋力アップに励んだ

身長1メートル77センチはプロ野球の世界では小柄な部類に入るが、体重はオフに2キロ増え現在90キロに達した。シーズン中は85キロから88キロほどで推移していたが、このオフに筋力トレーニングを順調に行った結果、望んでいた増量に成功したのだ。

ユニフォームを着ているとわからないこの筋骨隆々の体!

藤嶋投手
ことしはたくさん投げさせてもらったので、肩やひじは1度休めようと思っていました。シーズンが終わってから2週間ぐらい休ませてもらい、(持ち上げる)重量も上がってきてるのですごく順調だと思います。

そして取材に入ったこの日、藤嶋投手は「フルスクワット」で自己ベスト更新に挑戦してくれた。体を深く沈ませて行う「フルスクワット」。体への負荷が最も大きいこの体勢で見事170キロを持ち上げた。「うぉー」とうなり声をあげた直後に「最高です!」と晴れやかな表情を見せた。

取材中に170㎏のフルスクワットに見事成功!

何としても出したい!未踏の球速150キロ 

筋力トレーニングで体を鍛え上げることで来シーズン目指すのがさらなる球速のアップだ。プロに入った直後は140キロ台をコンスタントに出すのにも苦労したという。これまで地道に体作りを続けた結果、自己最速は148キロに。そしてこの先目指すのがあと2キロ足りない150キロだ。

ことばの端々から150キロを目指す強い思いが伝わった

藤嶋投手
150キロをまず1球投げるのが目標です。プロ野球選手として150キロを目指しているというのはレベルが低いんですけどね(笑)。まだ1球も投げたことがないので投げてみたいです。球速が上がれば上がるほど、ストライクゾーン内での被打率は下がるというデータが出ているので、速いに越したことはないですよね。チームの手本といえばやっぱりライデル・マルティネス投手です。ボールが速いのでゾーンで勝負できています。目指すのはあそこです。

その一方で来シーズンの成績については数字を追わず、与えられたポジションで全力投球する決意を示した。

11月の秋季キャンプでは久しぶりにユニフォーム姿を見せた

藤嶋投手
個人としてはあまり目標を立てないタイプなので具体的な数字の目標や「このポジションで投げたい」といった目標はありません。目の前のことを一生懸命やるという意味で立てていません。常に自分がその時できるベストパフォーマンスをすることしか考えていないです。ことし以上の成績を収められるように、オフはしっかり自分のやるべきことをやって、1つずつ段階を踏んで来年いいスタートを切れるようにしたいですね。

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  • 猪飼蒼梧

    名古屋局 記者

    猪飼蒼梧

    入局5年目。
    ことし8月からドラゴンズ担当。
    小学生のころはテレビで年間100試合以上プロ野球観戦していました。

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