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「御嶽山~氷瀑(ばく)に魅せられて~」冬の絶景スポット&撮影こぼれ話

中部ネイチャーシリーズ
  • 2023年11月27日

中部地方の大自然を高画質の映像で描く「中部ネイチャーシリーズ」はことし放送10周年!
冬シリーズでは「天空の水鏡」と「御嶽山」の自然を描きます。
12月9日、10日にお届けする「御嶽山」では、女優の南沢奈央さんが、真冬にしか見られない絶景「氷瀑(ひょうばく)」を訪ねる旅に。
人生初の「アイスクライミング」にも挑戦!そして雪の森の奥深く眠る「幻の氷瀑」を目指します。
雪と氷の世界を体感しながら、真冬の御嶽山をぐるっと巡る冒険の旅、シリーズ初となる8K撮影の映像美でお楽しみください!(NHK名古屋 ディレクター 佐藤久美)

<放送予定>
中部ネイチャーシリーズ「御嶽山~氷瀑(ばく)に魅せられて~」
前編:12月9日(土) 後編:12月10日(日)
【総合】午後6時5分~(東海4県)

冬の御嶽山 絶景MAP

① 御嶽山展望台(御嶽山を一望)

<スポット紹介>
岐阜県と長野県にまたがる御嶽山は、実は独立峰としては富士山に次ぐ高さ。3067メートルの剣ヶ峰を最高点に、いくつもの火口が連なる巨大な火山です。冬、雪化粧をした姿は、晴れた日には名古屋市内からも遠望できますが、長野県木曽町の開田高原にある「御嶽山展望台」に行けば、その美しい全貌を間近に眺めることができます。

【アクセス】
長野県木曽郡木曽町開田高原西野
JR中央本線「木曽福島」駅から車でおよそ40分。駐車スペース5台ほど。

こぼれ話「雪山の洗礼」

御嶽山展望台は、今回のロケの中では貴重な、ほとんど歩かずに行ける場所。撮影も簡単に終わると思っていました。しかし、そこは真冬。吹きすさぶ風で南沢さんがみるみる雪まみれに・・・気づかれまいと笑顔の南沢さんですが、ガイドの熊崎さんが思わず苦笑。明らかに笑っている場面は編集でカットしていますが、番組をよくよく見ると、2人の微妙な表情と、真冬の厳しい空気感が伝わってくるかもしれません。

② 新滝(裏見の滝)

<スポット紹介>
王滝登山口から山頂へ向かう御嶽古道。その3合目付近に、清滝と新滝という2つの滝があります。修行の場として知られ、今も滝打ちに訪れる人がいるという神聖な場所です。新滝は、森の中を10分ほど歩くと、突如眼前に現れます。落差およそ30メートルの荘厳な滝が凍りつく様は圧巻!さらに、滝の裏側に回り込み、氷瀑をつぶさに観察することもできます。

【アクセス】
長野県木曽郡王滝村
JR中央本線「木曽福島」駅から車でおよそ40分で駐車場。そこから歩いておよそ10分で新滝。
観光スポットですが、冬場は凍りついて滑りやすいため、チェーンスパイクを持参するなど、訪れる際にはしっかりと対策してください。

こぼれ話「氷瀑の凍り方」

今回の番組の目的の一つに、氷瀑ができるプロセスを見せることがありました。新滝を撮ることはすぐに決まったものの、その手段が定まりません。滝が凍るメカニズムはほとんど研究がなく、どんな条件で、どんなスピードで凍るのか、全く不明だったからです。氷や雪の研究者に取材を重ねつつ、最終日まで試行錯誤で撮影を続けたのがこの新滝のシーンでした。幸い、地元の方の協力を得ることができ、毎日の定点撮影が可能になりました。その成果は、放送でご覧ください!

③ 白川氷柱群(氷の神殿)

<スポット紹介>
御嶽山の東の山麓(さんろく)。ここに真冬の短い期間にだけ出現する「氷の神殿」があります。「白川氷柱群」、夏場はただの崖なのですが、冬になるとその風景が一変。一体なぜなのか?その理由は、御嶽山が火山であることと、深く関わっているんです。

【アクセス】
長野県木曽郡木曽町三岳井原
JR中央本線「木曽福島」駅から車でおよそ25分で「けやきの湯」駐車場。
あるいは、木曽町コミュニティバス「けやきの湯」で下車徒歩5分。
「けやきの湯」の駐車場からは徒歩1分で「白川氷柱群」。

こぼれ話「氷柱七変化」

こちらは氷瀑とは少し異なる「氷柱」、つまり大小のつららの集まりです。時間をかけて形成される「氷瀑」と異なり「つらら」は一晩で10センチ近く成長することもあり、その変化の度合いは氷瀑以上です。思った以上に早く凍っていて焦ったり、雨で一気に溶けてしまったり・・・来るたびに状態が変わり、撮影隊は翻弄されましたが、その七変化ぶりには驚くばかり。二度とない、その時ならではの氷の表情をお楽しみください!

④ 幻の滝(日本最高所の滝)

<スポット紹介>
御嶽山の山頂直下にある、3段、落差およそ90メートルの巨大な滝。夏場はロープウエーの駅から、その姿を遠望することができます。標高はおよそ2700メートルで「日本最高所の滝」と称されていますが、岐阜側の山頂部では、近年さらに標高の高い滝も見つかっています。実は御嶽山は、千の滝を持つとされる「滝の山」。それゆえに、さまざまな氷瀑も楽しむことができるのです。

こぼれ話「冬山ドローン撮影」

山岳番組に欠かせないのがドローン撮影です。しかし冬の御嶽山は、独立峰であることから常に強風が吹き、撮影条件が非常に悪い山です。データ上、12月にドローンが飛ばせる風速の日はせいぜい1日か2日。本当に飛ばせるのか・・・複数の天気予報アプリをチェックしながら、ギリギリまで調整を続けました。そしてついに訪れたチャンスの日。奇跡的に無風快晴のコンディションでドローンが捉えたのは、息をのむほどの雄大な絶景!ぜひ、放送で体感してください。

⑤ 濁河温泉(秘湯とアイスクライミング)

<スポット紹介>
濁河(にごりご)温泉は、御嶽山の中腹、標高1500メートル付近にある温泉街です。マグネシウムを含む濃厚な泉質が特徴で、冬も営業する宿が複数あり、秘湯として人気があります。一方、アイスクライミングの愛好家にとっても有名な場所で、特に東海や関西地方のクライマーが数多く訪れます。今回はここで、南沢さんも初めてのアイスクライミングに挑戦します。

【アクセス】
濁河温泉
岐阜県下呂市小坂町落合
JR中央本線「木曽福島」駅から車で1時間30分
JR高山本線「下呂」駅から車で1時間30分
アイスクライミングの場所に行くにはクライミングの技術が必要です。
「緋の滝」は、遊歩道を3分ほど歩いた展望台から見ることができます。

こぼれ話「おじさんアイス」

写真でクライマーが登っている氷瀑、実はこれ人工の氷瀑なんです。濁河温泉で30年にわたり温泉宿を経営するご主人が、およそ2か月ほどかけて、毎年作り上げています。町おこしのために始めたそうですが、毎日2時間おきに水の位置を調整するなど、丹念に成長ぶりを見守る様子は、まるで子育てのよう。温泉とあわせ、とても温かい気持ちになります。ご主人の氷瀑づくりの様子は、BSや8Kで放送する59分版で紹介しています。

⑥ 幻の氷瀑(究極のブルーアイス)

<スポット紹介>
「滝の町」として知られる下呂市の飛騨小坂、そこで「滝めぐりガイド」をつとめる熊崎潤さんが見つけた知られざる氷瀑です。森の奥深くにひっそりとたたずむ氷瀑は、まるで北欧のおとぎ話の世界。熊崎さんが「ブルーアイス」と呼ぶ神秘の青は、数ある滝の中でも別格の美しさです。雪道を歩ききった人だけが見ることのできる、まさに秘境の滝です。

【アクセス】
幻の氷瀑の場所は非公開ですが、「小坂の滝めぐり」ツアーに参加すれば訪れることができます。詳しくは、「小坂の滝めぐり」事務局へお問い合わせいただくか、「小坂の滝めぐり」事務局ホームページからお申し込みください。
小坂の滝めぐり事務局(受付時間 9:00-18:00)電話番号 0576-62-2215

こぼれ話「冬山グルメ」

冬山はとても寒いです。特に撮影では止まっている時間が長いため、寒さがより一層身にしみます。そんな中、ほっと一息つけるのがやはり「グルメ」。今回の撮影でも、山の中でいろいろな物を食べました。中でも身体があたたまっておいしかったのは「鶏ちゃん」(けいちゃん)。鶏肉と野菜を特製のたれで絡めた郷土料理で、岐阜県の飛騨地方でよく食べられています。では、「幻の氷瀑」で南沢さんが味わう冬山グルメとは?番組で見届けてください!

<放送予定>
中部ネイチャーシリーズ「御嶽山~氷瀑(ばく)に魅せられて~」
前編:12月9日(土) 後編:12月10日(日)
【総合】午後6時5分~(東海4県)

※放送日時は変更となる場合があります。

「中部ネイチャーシリーズ」番組HP

  • 佐藤久美

    NHK名古屋 ディレクター

    佐藤久美

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