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「どうする家康 大河たび」松本潤×浜松市 家康由来の名字

2023年5月25日


静岡県浜松市。家康が29歳から17年の時を過ごし、戦国大名として飛躍した町です。
松本さんが訪ねたのは、家康にまつわる伝承が残されている浜松八幡宮。

御神木 雲立楠(くもたちのくす)

武田軍との戦で、命の危機にひんした家康を救ったと伝えられるのが、御神木「雲立楠(くもたちのくす)」です。
三方ヶ原の戦いで、命からがら浜松八幡宮に逃げてきた家康。この木の洞(ほら)に隠れて難を逃れたと言われています。

家康から授けられたと伝わる名字

楠(くすのき)と家康の伝承。さらに不思議な言い伝えを代々語り継ぐ家がありました。

松本さん

お2人の家系が、家康公と深いつながりがあるというふうにうかがったのですが。

白尾成史さん

家康公が隠れたという楠があるんですね。そこに馬に乗ったまま隠れたのですけれども、(楠の洞から)馬の尻尾が出ていた。それだと見つかってしまうということで、うちのご先祖さまが、尻尾が出ていますよということを家康公に言って隠した、と。
そうしたら、その馬がたまたま白馬だったものですから、何かご褒美にということで、うちの「白尾」という名前をそのときに授かったという。

松本さん

名字を家康公にいただいた。へぇ~!

家康が乗っていた馬の白い尾を隠したお礼に、名字を授かった白尾家。その時、家康から授かり、代々受け継いできたものがあるといいます。

松本さん

古い、古い箱が出てきました。

白尾成史さん

これが唯一残っている御朱印箱なんです。

松本さん

この御朱印というのはどういったものを想像すればいいんですか?

白尾さん

これが、この土地を認めますよ、という図ですね。

浜松は家康の伝承の宝庫!?

実は浜松には「白尾」以外にも、家康から授かったと伝わる名字が...

小粥(おがい)正信さん

家康さんが戦に敗れて、うちの先祖のところに来られて、うちの先祖がおかゆをふるまったということで名字をいただいたと聞いております。

御手洗(みたらし)里美さん

家康公が二俣城で負け戦をして浜松城に帰る途中に、こちらの地域に立ち寄って、食事を出して手を洗ったことのお礼としていただいた名字になります。

さらに、家康の伝承から生まれた地名も...

小豆餅(あずきもち)・・・逃げる道中に小豆餅をもらった
銭取(ぜにとり)・・・小豆餅の代金を払った

浜松市が調べたところ、家康にまつわる伝承は138にも上りました。

松本さん

浜松市の方々にとって、家康公はやっぱり特別な存在ですか?

白尾延子さん

自分が助けてもらったから、あなたにはこういうものをあげましょうと恩をちゃんと返す。そういう面では、あたたかな方じゃないかなとは思いますね。

白尾成史さん

やっぱり身近な存在だと思うんですよ。
将軍様になってからだと、もう見えないような、雲の上の存在じゃないですかね。そうでなくてここ(浜松)にいらっしゃる家康公っていうのは、本当に身近な存在ってみんな感じていると思うんですよ。

松本さん

身近な偉人。なるほど...

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物語は、東海から。

大河ドラマ『どうする家康』