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「どうする家康 大河たび」松本潤×岡崎市 三河花火

2023年5月2日


大河ドラマ「どうする家康」主演の松本潤さん始め、ドラマの出演者が、自ら演じる人物とゆかりのある地を巡る、シリーズの旅番組「どうする家康 大河たび」。

今回の旅の舞台は、家康のふるさと三河、現在の愛知県 岡崎市です。

菅生(すごう)神社

松本さんがまず訪れたのは、岡崎最古の神社、菅生(すごう)神社
松平家が代々帰依(きえ)してきたこの神社を、家康もあつく信仰していました。

家康もあつく信仰した菅生神社

菅生神社 宮司 児玉隆司さん

これは「岡崎殿ご由緒」とありまして。

松本潤さん

家康公の名前もありますね。

児玉さん

あります。たくさん出てきます。

松本さん

あ、すごい!「酒井左衛門尉忠次」と書いてあるよ。

すごいですね。今自分が作品やらせていただいているので、その人たちの名前が出てくるとちょっと興奮するっていう。

児玉さん

もうひとつ、家康公と関係のあるものがございますので、ご覧いただきます。

松本さん

なんだろう?

児玉さん

こちらはですね、江戸時代から続くお祭りを描いた版画でございまして。菅生川に鉾船(ほこぶね)を浮かべまして、花火を打ち込む。

松本さん

花火!?

家康の計らいで発展した三河の花火

江戸時代に、全国有数の花火産地となった三河。
その発展に、家康がどう関わっているのでしょうか。

花火の製造会社を営む太田恒司さん。
代々、岡崎伝統の"おもちゃ花火"を作り続けてきました。

導火線に着火薬をつける作業を体験する松本潤さん

実は、導火線につける火薬こそ、家康と花火をつなぐ鍵だといいます。

太田恒司さん

本当に家康公のおかげなんですよ。日本で花火が楽しめるのは。

松本さん

どういうことなんですかそれは?具体的に言うと。

太田さん

これ(導火線につける火薬)が、火縄銃に使われる発射薬と同じなんです。ほとんど一緒。

松本さん

もともと火縄銃を撃つために作られていた火薬を使って、花火が作られたということですか?

太田さん

そういうことです。家康公が、鉄砲が使えないよう火薬の規制をしたんですよ。ですが三河のほうでは、とりあえず火薬の製造OKでしょうと。まあ平和利用ですよね。

松本さん

ふだんは鉄砲を使っちゃだめだから、じゃあそれをどう生かすかということで、花火ができた。

太田さん

そうです。

戦のない世を願う、家康の計らいで発展した三河の花火。
やがて花火は、全国各地へと広がっていきました。

太田さん

結局、徳川三代四代と来ると、全国でも、あちこちで火薬を作ることが許されたんですね。やっぱり、それだけ徳川の時代が、江戸時代は平和っていうことですね。

松本さん

そうじゃなかったら、今もね、全国で花火やったりしますけど、そういう風になっていなかったかもしれない。

太田さん

そうです。だからうちみたいな花火屋さんは、家康サマサマですよ。

太田さん

ここらへんではみんな「家康」って呼び捨てはだめなんです。「家康公」なんです。

松本さん

そうですよね。皆さんそうですもんね。

太田さん

そうです。笑

太田さん

家康公が、花火と平和を現代の人に伝えてくれた、と思いますね。

松本さん

今なお、それが続いてきていると。もう400年とか、それだけの時間がたった今なお、実際に生きている人々の生活に影響を与えているってすごいことだなと思いますよね。

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物語は、東海から。

大河ドラマ『どうする家康』