被爆から72年。長崎原爆に関するさまざまな知識・情報を夕方のニュース「イブニング長崎」で毎日、お伝えします。

原爆ノート90「長崎原爆戦災誌」「長崎原爆戦災誌」は、街を一瞬にして破壊し、多くの人の命を奪った原子爆弾の恐ろしさをさまざまな角度から記録することで、二度と原爆による惨禍を起こさないようにしようと長崎市がまとめました。戦災誌は、「総説編」「地域編」「続・地域編 終戦前後編」「学術編」「資料編」のあわせて5巻からなり、地域や学校、工場といった建物ごとの被害の状況や、各地で行われた救援や医療救護の活動、それに原爆の被害の調査活動や、被爆後の生活と復興などについてまとめられています。編さん事業は、原爆が投下されてから30年近くたった昭和48年に始まり、多くの資料や証言を集めながら、およそ12年の歳月をかけて昭和60年3月に完成しました。その後、第1巻の「総説編」は10年前の被爆60年にあわせて見直しが行われ、新たな資料などを加えた「改訂版」が発行されています。また、平成18年からは国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館が中心となって第1巻の英訳が進められ、一部はすでにホームページで公開され、被爆の実相を世界に発信しています。
前のページへ 1 次のページへ
  


▲ ページの先頭へ